水分だけじゃない「レタス」 れたす

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レタスはチシャとも呼ばれ日本では古くから食されてきた食材です。
日本で本格的に食用野菜として栽培がおこなわれ始めたのは1970年代に入ってからでした。旬は秋です。

栄養素

レタスは95%が水分でできているため栄養がないのではと勘違いされますが、しっかりと栄養素が含まれています。

レタスに含まれている栄養素は、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、葉酸などのビタミン類や、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラル分、食物繊維などです。

カリウムは利尿作用があり、高血圧の予防に効果があります。ビタミンKは血液の循環を良くしたリ、体内の酸化を防いでくれたりします。非常に栄養バランスの取れた野菜です。

レタスの主な栄養成分(100gあたり)

食物繊維 1.1g
カロテン 240㎍
ビタミンE 0.3mg
ビタミンK 29㎍
ビタミンC 5mg
葉酸 73㎍
カリウム 200mg
カルシウム 19mg
マグネシウム 8mg

効果・効能

免疫力向上:抗酸化作用が強い成分を多く含んでおり、免疫力を高める効果があります。

妊娠中の栄養補給:葉酸を比較的多く含んでいます。葉酸は赤ちゃんの正常な発育に欠かせない栄養素であるため、妊娠中の栄養補給には効果的です。

ダイエット:ほとんどが水分であるため、カロリーは100gあたり12kcalしかないです。食物繊維も豊富なのでダイエットに効果的です。

美肌効果:ビタミンCやビタミンE、βカロテンなど美容効果を高める栄養素を多く含んでいます。

東洋医学的側

・寒熱:涼(穏やかに体の熱を冷ます)
・昇降・収散・潤燥:特になし
・臓腑:心・腸・胃
・五味:苦(気を降ろす、固める作用)・甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし

レタスには解毒、利尿、催乳、催眠作用があります

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

レタスは、外側の葉が固く締まりすぎていないもの、葉に瑞々しさがあるものを選ぶようにしましょう。

レタスは包丁で切ると切り口が酸化して茶色っぽくなるため、切った後はなるべく早く食べきりましょう。

保存する場合は水分を失わないように気を付けてください。

老化防止や美肌作りに効果的な食べ合わせは、大豆・春菊・かぼちゃなどがおすすめです。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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