栄養素充足率はフルーツの中でもトップクラス!「キウイフルーツ」 きういふるーつ
さっぱりとした酸味と甘みが美味しいキウイフルーツは、美容と健康に効果的なことから注目を浴びています。
キウイフルーツは輸入物を含め通年安定して出荷されていますが、国内産の食べて美味しいキウイフルーツの旬は2月から3月です。
栄養素
キウイフルーツには、毎日摂取したい重要な栄養素がたくさん含まれており、その栄養素充足率はフルーツの中でもトップクラスです。
特にビタミンC、食物繊維、カリウム、葉酸、ビタミンE、アクチニジン、ポリフェノール、有機酸の8種類の重要な栄養素がキウイフルーツに含まれています。
美容と免疫強化に欠かせないビタミンCは何とレモン8個以上も含まれており、キウイフルーツを1個食べれば一日に必要な摂取量をほぼ摂ることができます。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、肌のハリやツヤを保ち老化を防止する働きがあります。ビタミンC、ビタミンE、そしてポリフェノールの抗酸化作用と、乳酸をエネルギーに変える有機酸の相乗効果でキウイフルーツからは高い疲労回復効果が期待できます。
そして、アクチニジンにはキウイフルーツにしか含まれていない栄養成分です。タンパク質の分解酵素で、消化を助け胃の負担を減らす作用があります。
キウイフルーツの主な栄養成分(可食部100gあたり)
・葉酸・・・36μg
・食物繊維・・・2.5g
・ビタミンE・・・1.3mg
・ビタミンC・・・69mg
・カリウム・・・290mg
効能・効果
貧血予防:葉酸が正常な造血機能を保ち、有機酸が鉄分の吸収を高めます。
便秘改善:水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がおなかの調整を整え定期的な便通を促します。
高血圧予防:カリウムが体内の余分なナトリウムを排出しむくみや高血圧を予防します。
免疫強化:ビタミンCやビタミンEの相互作用で抗酸化力がアップし免疫機能を強化します。
東洋医学的側面
・寒熱:寒(体の熱を冷ます)
・昇降・収散・潤燥:降(気を降ろす)
・臓腑:腎・胃
・五味:甘(補い滋養する作用)・酸(収斂、免疫力を高める作用)
・毒性:なし
体の熱を取り除きます
胃の働きを整えます
栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法
キウイフルーツは追熟する果実で、収穫したばかりのものはでん粉が糖化しておらず甘味が少なく酸味が強いため美味しくありません。果実が追熟するためにはエチレンの生成が必要なのですが、キウイフルーツは自らエチレンを生成しにくいため、単独でそのままおいておくと追熟せずしぼんで傷み始めてしまいます。
キウイフルーツはエチレンを発生するりんごと一緒に保存すると良いでしょう。
食べ頃になったものは乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
キウイに含まれる栄養素の多くは加熱すると失われてしまうため、生で食べるのがおすすめです。