清酒 せいしゅ

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米と米麹を原料として発酵させた、醸造酒の一種です。米、米麹、水だけを使って作った純米酒、精米歩合60%以下の米と米麹の他に醸造アルコールを用いた吟醸酒、精米歩合60%以下の米と米麹だけを原料とし、醸造アルコールを用いていない純米吟醸酒、精米歩合70%以下の米と米麹の他に醸造アルコールを用いた本醸造酒など、さまざまな種類があります。
酒は一年を通して楽しむことができます。

栄養素

日本酒には遊離アミノ酸、有機酸、ペプチドなどが含まれており、それらの組み合わせにより、それぞれの清酒の香りやうま味を生み出しています。有機酸の中では、特に麹由来のコウジ酸が多く含まれています。

清酒には、細胞の浸透圧を維持し水分のバランスを保つ働きのあるカリウム、健康な骨を作るのに必要なカルシウムやマンガンなどのミネラル類が豊富に含まれています。

ビタミン類も豊富に含まれていますが、特に多いのがたんぱく質の分解や再合成に必要なビタミンB6です。

また、抗酸化作用のあるポリフェノール、核酸類など、さまざまな成分が含まれています。

清酒(純米酒)の主な栄養成分(可食部100gあたり)

効能・効果

血圧を下げる:日本酒には、血圧を下げる効果があるペプチドが含まれています。さらに、カリウムの働きにより、余分な水分やナトリウムを排出し、血圧を下げてくれます。

血行を良くする:他のアルコール飲料と比べて、血管の収縮を阻害するアデノシンを多く含んでいるため、血行が良くなり、冷えや肩こりを解消します。

肌のシミを防ぐ:麹に含まれるコウジ酸には、メラニン色素の生成を抑える働きがあり、肌のシミを薄くする効果があります。

認知症を予防する:清酒には、アルツハイマー型認知症の治療に効果があるとされる、フェルラ酸が含まれています。さらに、精神を安定させる効能を持つエチル-4-ハイドロキシン酪酸、抗うつ作用のあるs-アデノシルメチオニンなどの有効成分が含まれています。

東洋医学的側面

  • 寒熱:温(穏やかに体を温める)
  • 昇降・収散・潤燥:昇(気や熱を上昇させる)・散(気を体の外へ出す作用)
  • 臓腑:肝・肺・胃
  • 五味:甘(補い滋養する作用)・辛(発散、気を巡らせる作用)・苦(気を降ろす、固める作用)
  • 毒性:なし(不純物が多い時:小毒)

体に気を巡らせ、血行を良くし、冷えを防ぎます。
保温、保湿効果があります。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

参考文献

  • オールガイド食品成分表 実教出版
  • 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  • イラスト 基礎栄養学(第2版)大口健司・小野廣紀・田村明著(東京教学社)

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