広州にて客人を癒す「黄酒鶏」
広州にて健康を祈願する一皿
「食在広州(食は広州にあり)」とまで称される食の都、広州。
その広州「潮皇食府」にて、客人を癒す「黄酒鶏」をいただく。
鶏肉の老酒煮とも言える料理だが、伝統的には春節や産後の肥立ちのために作られてきたもの。
今回は長旅をして来た僕らをもてなすために用意してくれました。
黄酒の医食同源効果
黄酒はもち米に麹を加えて発酵させたもので、必須アミノ酸が豊富に含まれており、疲労回復にもよく効く。
鶏と一緒に煮るのは、補血作用があり、血をきれいにするというナツメ、キクラゲと身体を温め血行を促進する生姜。
これを基本にクコの実など他の漢方薬材を加えたり、米を一緒に煮てボリュームを出すことにより免疫力アップを期待することも。
今回は広州まで長旅。
客人をもてなす際においしい料理を出すと言うのも大事ですが、健康を祈願するというのはとても素敵ですね!
夜は広州タワーの夜景にも癒される。
「潮皇食府」 IMPERIAL PALACE
天河林和西路1号広州国際貿易中心3A楼
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ