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早松茸を食べたから75日は寿命が伸びたかも

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松茸は縁起物

京都の中華料理が盛り上がっていると聞いてご招待いただいた斎華さん。
境内の中に位置していて、借景の緑が美しいロケーションで
四川料理をいただけます。

初物は”東を向いて笑って食べると長生きできる”と信じていただいた早松茸の清湯
もともと松の由来は、「(神を)待つ」、「(神を)祀る」や「(緑を)保つ」が転じたというほど松茸そのものが縁起物

このシーズン前の松茸を清湯と呼ばれる鶏のひき肉をベースにした澄んだスープでサッと火入れしたのが今日ご紹介する逸品。
高級スープとして知られる上湯は清湯に金華ハムを加えてより濃厚な感じになったものですが、松茸の洗練さを活かすために敢えてシンプルなスープで仕上がっているのが素晴らしい。

このスープに合わせたワインはロワール地方の最高傑作『バロン・ド・エル』。
ソーヴィニョンブラン100%の芳醇さが松茸と相似形を感じさせ、これ以上ないマリアージュ に。

キノコのパワーで免疫力を高める

ところでキノコといえば免疫力アップというイメージがあると思いますが、それは大きく分けて二つの成分に起因しています。
一つはビタミンDで、免疫力アップによってがんを抑制してくれたり、男性ホルモンや女性ホルモンを整える作用もあります。
もう一つのβグルカンもがんに対抗してくれることで知られている免疫力を上げるには必要不可欠な成分。

ということで初物+松茸の力で最低75日は寿命が延びて幸せなDr.ピエールでした。

斎華
京都府京都市東山区泉涌寺山内町35−3

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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