糖化の日にピンピンコロリを考える

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こんな仕事をしていると ’アンチエイジングとか聞こえは良いけど、美容と何が違うのか’ ってよく質問されます。

DR大友の考えるエイジングとはこんな症状のこと。

筋量・筋力の低下、脂肪の増加
肌つや・たるみ
意欲・スタミナの低下
免疫力の低下、代謝の低下
加齢によって生じる病気の増加
 (生活習慣病、脳卒中、心筋梗塞、認知症、癌、関節痛 etc.)

実際に日本では平均寿命と健康寿命の差が縮まっておらず、ピンピンコロリを目指している人にとっては何らかの対策を打たないわけにはいきません。


アンチエイジングとはエイジングの過程を変えることを言います。

・ 病気に罹らない
・ 老化の症状を防ぐ
・ QOL(生活の質)を上げる
・ 気分良く楽しく生きる

そのために大事なのが糖化ストレスと酸化ストレス
それぞれ「体が焦げる」「身体がさびる」と表現されることもあります。

その中でも今日は糖化のお話をします。
糖化を引き起こす物質はAGE( Advanced Glycation End Products/終末糖化産物)といいます。
AGEは、タンパク質と余分な糖が加熱されると「糖化」して出来る物質です。この糖化は、年齢の経過とともに体内で蓄積されることで、皮膚の老化、血管の障害、認知症などを引き起こすとも言われています。

何が何だかわかりませんね。糖質制限と何が違うのか??

一番大事なことは「AGEは加熱する温度が高いほどより多く発生する」という事実。
昔から「揚げるより焼く、焼くより煮る、 煮るより蒸す、 蒸すより生」という調理の概念はありましたが、それを医学的に証明したような形です。
ちなみに鶏肉の調理方法だけでもこんなに違います!

 

もう一つ、気にしていただきたいことは人工甘味料。
糖質制限の為にゼロカロリーのものを飲んでいる患者さんも多く見受けられますが、「人工甘味料はブドウ糖の何倍もの速さでAGEをつくる」なんて話があるのでお気を付けください。

こんな話をする位だからさぞDR大友は完璧なんだろうなって声も聞こえてきそうですが、私のAGEの値は平均よりも高めです。
なぜならAGEはこの瞬間の値を表しているわけではなく、これまでの蓄積だからです。
研修医時代に不摂生をしていたり、AGEの塊とも思えるカステラが大好物で小さい頃からたくさん食べていたDR大友はAGEが体内に多いのですね。
それでも腸内環境を整えたり、メトホルミンというお薬やビタミンDを始めとするサプリメントを併用することで少しずつ下がってきてはいるのですが。。。

まさに健康は1日してならず。
自分の体の中身を知って、適切なお食事を食べていきたいですね!

今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。
もう少し血糖調節について学ばれたい方はこちらをご覧ください。

 

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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