スターシェフと新潟県南魚沼で無農薬のお米作り 田植え編

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日本では古来よりお米を主食にして季節の料理を楽しんできました。お米は日本人のソウルフードの代表ともいえる食材。そして近年は海外でも空前の和食ブーム、健康的な日本の料理の主食としてお米は世界的に注目が集まっています。そんな中今回ご縁をいただき、DRピエールは日本を代表する米どころである新潟県南魚沼で無農薬のお米作りに参加してまいりました。

今回の体験はNPO法人FUUDOの主催する田植え体験。

NPO法人FUUDOは「Foodと風土が未来をつくる。」をコンセプトに、東京にお店を構えるミシュラン星付き店のお料理人が中心となって、食べ物が作られる現場を学びながら食の未来について考えるプロジェクト。日本の農業を知り、お米のありがたさを感じ、生産者の現場を体験することなどで食材を大切にする気持ちをはぐくむ目的で2009年からスタートしました。ミシュラン三ツ星の日本料理・元麻布「かんだ」の神田裕行オーナーシェフが代表を務めていらっしゃいます。今年は、かんだ、虎白、石かわ、青空、天本、INUAの錚々たるレストランから数多くのスタッフが参加されました。

これほど身近な食材なのに知らなかったお米作り。無農薬での田植えを自分で体験してみて、無農薬で農作物を作ることの大変さを身に染みて感じました。「健康のためにはオーガニックのものを食べた方が良い」ということはどなたもが思っていることで、日々ピエールも実践するようにしています。しかし作業を効率化して大量生産をおこなっている農業が主流の中、無農薬やオーガニックの農業に取り組まれている方々の想いやご苦労は本当に計り知れないものだとしみじみ感じる体験となりました。


〚手植えの田植えを体験〛

今回体験した田植えは手で植える田植えです。田植えといえば田植え機が田んぼの中を進んで苗を次々植えていくシーンを思い起こす方も多いのではないでしょうか。しかし今回の田植えは昔ながらの手植えの方法で行われました。

田植え前の説明
自遊人編集長・里山十帖オーナー岩佐十良氏(中央)
FUUDO代表・「かんだ」 神田裕行シェフ(右)

無農薬で稲を育てるためには苗をある程度大きく育ててから植えなければならないそうです。苗が小さいと育つ過程で病弱になることが多くその場合には農薬が必要になってしまうのとのことでした。そのため無農薬の米作りでは苗をある程度大きめに育てたものを植えていくという作業になります。

苗を腰に持って田植え作業。3〜4本の苗を指でつまむように持って土の中に植えていきます。稲は成長するにともない「分げつ(ぶんげつ)」といいどんどん茎の数が増えていきます。多くの茎が出ることでこの3〜4本の苗は20〜30本もの稲になっていくそうです!

長靴を履いてもよいのですが素足で入りました。ぬかるんだ田んぼの土はふわふわで気持ち良く癒されます。足をとられないように慎重にバランスを取りながら進みます。

今回は総勢70名ほどの数多くのシェフが参加されていましたので作業はあっという間に進んだけれど、この広い田んぼを一家の家族で手植えしていくというのは大変なご苦労だろうとしみじみ思いました。

お料理人の方々も若手のうちからこうした現場を体験することから感性豊かなシェフやメートル・ドテルになっていくのですね!

 

〚早苗饗(さなぶり)〛
田植えのあとは里山十帖さんの屋外にて「早苗饗(さなぶり)」。

早苗饗とは田植えを無事に終えたことを神に感謝し、また田植えの後に田植えの労をねぎらうためにかれる饗宴のこと。五穀豊穣を祈りお酒や食事を交わします。

炎天下にて農作業をした後の早苗饗は最高!

里山十帖さんのお料理では見たことのない山菜やお花のお料理がずらりと並びます。

自然を基調とした盛り付け。

目で見て、耳で聞いて、カラダで体験した無農薬の田植え体験。一般的には国産というだけですでに安全なイメージが持たれやすい農作物ですが健康のためにはもっと無農薬を意識したいとピエールは考えます。無農薬はカラダだけではなく環境や地球にもやさしい。無農薬生産者の取り組みに思いを馳せ無農薬を意識してみようと思ったら、例えば手始めにお米からなど、お料理に使う食材の一部に無農薬の農作物を取り入れてみるような手軽なことからはじめてみてはいかがでしょうか。

【里山十帖】

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

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