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日本産はお肌のハリと潤いを与えてくれる「わさび」 わさび

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わさびは根茎に殺菌作用があり、香辛料として刺身などの薬味として欠かせない食材です。わさびの葉は食用として辛みを楽しめます。

わさびは多年草であり、一年中収穫可能のため実質旬はありません。季節によって風味が変わり、鼻に抜ける独特の辛みを求めるなら冬ものがよいとされています。

栄養素

わさびには、辛み成分が含まれていますが、唐辛子が持つ辛み成分(カプサイシン)とは異なり、揮発性のからし油と呼ばれる成分で、わさびをすりおろす過程で生成されます。この辛み成分は菌の増殖を抑制する効果があります。

わさびはビタミンCを多く含んでおり、メラニンという色素成分の生成を抑え美白に効果があります。また、日本のわさびのみに含まれている、スルフィニルという成分がお肌に張りと潤いを与えます。

わさびの辛み成分アリルイソチアシアネートが体内酵素を活性化させ、老化や疾病を防ぎます。 

わさびの主な栄養成分(可食部100gあたり)

蛋白質・・・・・・・5.6g
炭水化物・・・・・・18.4g
カルシウム・・・・・100㎎
鉄分・・・・・・・・0.8㎎
ビタミンE・・・・・1.4㎎
ビタミンB1・・・・0.06㎎
ビタミンB2・・・・0.15㎎
ビタミンC・・・・・75㎎
食物繊維・・・・・・4.4g

効果・効能

抗菌作用

わさびの辛み成分が菌の増殖を抑制します。

食欲増進

わさびの辛み成分であるアリルからし油が、独特の香りと辛みで食欲と消化を促進します。

美容効果

ビタミンCを多く含んでいるので美容効果が期待できます。

血栓予防効果

血液凝固を防ぎ、血管の詰まるのを防ぎます。

防かび・抗虫効果

わさびの揮発性の刺激が、カビや虫を防ぐ効果があります。

解毒機能・抗ガン効果

わさびに含まれるグルコシノレートには解毒機能を強化し、発がん性物質を体外に排出する効果があります。また、アリルイソチオシアネートにもがんの予防効果があります。

東洋医学的側面

・寒熱:温(穏やかに体を温める)
・昇降・収散・潤散:昇(気や熱を上昇させる)・散(気を体の外へ出す作用)
・臓腑:肺・胃
・五味:辛(発散・気を巡らせる作用)・苦(気を降ろす、固める作用)
・毒性:なし

鼻づまりをなおす
胃腸を温め食欲増進
肺に効果あり、咳を鎮める
消化器の症状を改善
魚の毒を抑える
水毒にも効果あり

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

わさびの香りや辛みは揮発性で時間が経つと徐々に弱くなりますので食べる直前にすりおろして下さい。使用したわさびを保存するには使用した部分をよく洗い、綺麗に拭いて水気をとり、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。

茎に近い方が辛味や香りが強いので、すりおろす場合には茎の方からすりおろします。辛みがしっかり引き立つように、出来るだけ目の細かいサメ皮などのおろし金がベストなのですが、金属性おろし金を使用する場合には、おろしたらすぐに別の容器に移して下さい。わさびは金気を嫌います。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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