世界3大穀物「とうもろこし」 とうもろこし
夏、7~8月にひげが褐色になってくれば完熟です。とうもろこしは、ひげの1本1本が1粒ずつとつながっているので、ひげが沢山なものがより実がぎっしりと詰まっています。とうもろこしは、地域によって色々な呼び方があります。とうもろこしは、米、麦に並ぶ世界三大穀物で、野菜の中ではカロリーが高めで主成分は糖質、エネルギーの補給減となる穀物です。
栄養素
とうもろこしの主成分は身体のエネルギーとなる炭水化物で、その他にビタミンB1,B2,Eなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいます。
食物繊維は、他の野菜や穀類に比べても多く含まれている食物です。これらの栄養素は胚芽部分に多く含まれていますので、実を丸ごと食べることをおすすめします。
とうもろこしの主な栄養成分(ゆでた可食部100gあたり)
・蛋白質・・・・・・・・3.5g
・脂質・・・・・・・・・1.7g
・炭水化物・・・・・・・18.6g
・カリウム・・・・・・・290㎎
・カルシウム・・・・・・5㎎
・鉄分・・・・・・・・・0.8㎎
・ビタミンE・・・・・・1.0㎎
・ビタミンB1・・・・・0.12㎎
・ビタミンB2・・・・・0.10㎎
・食物繊維・・・・・・・3.1g
効能・効果
炭水化物は体のエネルギー源となり、脳のエネルギー源にもなります。
ビタミンB1・B2は、エネルギーを身体に効率よくまわし、皮膚や粘膜などの健康を維持し、エネルギー代謝にも効果が期待されます。
必須脂肪酸の1つのリノール酸には中性脂肪を抑え、血中コレステロールを抑える効果があります。しかし、リノール酸の過剰な摂取には注意が必要です。
食物繊維は、排泄を促し、有害なミネラルも排出します。
東洋医学的側面
・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
・昇降・収散・潤燥:降(気を降ろす)
・臓腑:胃(機能を調和する)・腎(機能を高める)
・五味:甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし
止血、利尿、血圧調整、胆汁分泌促進
栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法
収穫後どんどん栄養価が落ちますので、収穫してすぐに食べるのがベストですので、買ったその日のうちに食べることをおすすめします。もし保存する場合には、皮を付けたままラップで包み冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。
茹でた物をラップで包み、冷蔵庫で保存すれば2~3日は保存可能です。硬めに茹でたとうもろこしを、実だけ取り密封容器に入れて保存しておくと、炒め物やスープなど色々な料理に使えて便利です。