クミンの力でメタボに打ち克つ
クミンのスパイスパワー
クミンが入ると、エキゾチックな感じを演出できるからピエールはカレーだけでなく、色々な炒め物に合わせるのが好き。
そして新たなお気に入りになったのが、薬膳中華で出会った大ぶりの帆立と長ネギの炒め物。
トマトの酸味が効いたソースのアクセントになっているクミンがたまらない。
クミンはカレーに欠かせないスパイスのひとつで昔から薬としても利用されており、エジプトではミイラの保存にも使われていたとか。
そんなクミンには2つの成分があり、ダイエットの大きな助けになります。
ひとつめは「植物ステロール」
コレステロールの吸収を抑えてコレステロール値を下げる働きがあるので、体脂肪の減少を促進するなどの効果が期待できます。
もうひとつが「リモネン」
同様にコレステロールの吸収を抑えるほか、さらに代謝を高める働きも。
またリモネンは爽やかな香りで心身をリラックスさせたり、免疫力を高めてガンなどの生活習慣病を防ぐ働きもします。
凄すぎ、クミンの力
イギリスの実験では、1日3gのクミンを摂取したグループは、摂取しなかったグループよりも体重を大幅に減らし、体脂肪に至っては3倍も減少。
悪玉コレステロールや血中脂肪値も大きく下がったとの結果が報告されています。
中華は油が多いのでダイエット中には避けがちですが、クミンが入っていると少なくとも罪悪感は無くなりそうなので、ダイエット中は小瓶で持ち歩きたいぐらいですね。
さらにもうひとつ。
クミンの主要な成分である「クミンアルデヒド」は消化を助け、強力な抗酸化作用で老化を防止する効果も。
ピエール的には炒めものやカレーだけでなく、ヨーグルトに入れたり焼いた野菜の上に振りかけるのもオススメ。
是非、毎日のお食事にクミンを取り入れてみて下さい。
南青山 Essence
東京都港区南青山3丁目8−2 サンブリッジ青山1F
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ