タイの朝鮮人参とホタテで精をつける

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男性だけでなく女性にとっても関心事

ある時から飲み会で必ず話題になるようになった「精力」。
精力というと男性だけのようにも思えるけど、外来していると女性も気になるトピックなようです。

Dr.ピエールの考えでは、精力は西洋医学だと“男性ホルモン”に相当すると思っています。
いまやホルモンをお薬として補充することもできますが、古典的には睡眠、運動、心の安定、そして特に食事が精力を保つのに大事だと考えられてきました。

精がつく食事というと牛肉をモリモリ食べるイメージですが、今回は少しヘルシーに海鮮で精をつける方法を考えてみました!

選んだのはホタテと、グラチャーイというタイ野菜。
ホタテはタウリンの含有量が魚介類の中でもトップクラス
また精力を増やす亜鉛セレンタンパク質が豊富で、これらは一緒に摂ると男性ホルモンが増えやすくなるので、もはや “ホタテ=ホルモン産生食材” と言っても良いくらい!


聞き慣れないグラチャーイは、ゴボウ&生姜&朝鮮人参のミックスみたいな味がするショウガ科の野菜。

タイの朝鮮人参とも呼ばれるくらい強力で、1000年以上前から精力増進や滋養強壮の効果で知られており、最近では天然のバイアグラと呼ばれることも。
魚介類と一緒に使うと臭みを消すだけでなく、辛味と清涼感で食材の良さを引き立ててくれる素敵なハーブなのです。

そんな組み合わせで、ご馳走しても下心が見えない⁉️素敵な精力のつく一品が出来上がりました!

Dr.ピエールのホタテの辛ハーブ炒め  医食同源レシピ

【材料】
ホタテ貝 : 大2枚   1/4に切る
アンチョビ漬けのオイル : 小さじ1

(A)
ニンニク : 1片
赤唐辛子 : 2本
ガランガル(ワイルドジンジャー): 5本
花椒 : 小さじ1/2
コブミカンの葉 : 3枚…葉脈をとってちぎる
オイスターソース : 大さじ1/2
スイートバジル : ひとつかみ

【作り方】
① フライパンにオイルと(A)の材料を入れて弱火にかける。
② 香りが立ったらホタテの身とオイスターソースを加えて炒める。
③ 最後にバジルを加えてサッと炒め、火を止める。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ 

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