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むくみを流して身体スッキリな「きゅうり」 きゅうり

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きゅうりには水分とカリウムが多く含まれ、体内の余分な塩分を排出し、利尿作用があります。通年手に入りますが、本来の旬は6月~9月頃の夏です。

栄養素

きゅうりは淡色野菜ですが、緑色の表皮には、βカロテンが含まれています。抗発がん作用や免疫賦活作用で知られていますが、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして喉や肺などの呼吸器系を守る働きがあります。

また、きゅうりはカリウムを多く含み、体内の余分な塩分を排出し、血圧を正常に保つ作用があります。

きゅうりの苦味のもとは、ククルビタシンという成分です。ククルビタシンには、抗腫瘍性の作用があることで知られています。

その他にも、ビタミンC、ビタミンKなどのビタミン類や亜鉛、マグネシウムなどのミネラル類も、少量ながらバランスよく含んでいます。

きゅうりの主な栄養成分(可食部100g 1本あたり90g)

β-カロテン・・・330μg
ビタミンC・・・14mg
ビタミンK・・・34μg
カリウム・・・200mg
食物繊維・・・1.1g

効能・効果

むくみ解消

カリウムが余分な水分を外に出してくれるのでむくみ解消に効果がある

解熱作用

きゅうりのほとんどは水分なので、熱を下げて体を冷ましてくれる

高血圧・腎臓病予防

血圧を下げたり毒素を排出してくれるので高血圧や腎臓病予防に効果的

薄毛予防

きゅうりに含まれるシリカ(ケイ素)が髪や爪を丈夫にしてくれる

東洋医学的側面

・寒熱:涼(穏やかに体の熱を冷ます)
・昇降・収散・潤燥:降(気を降ろす)
・臓腑:胃、脾、大腸
・五味:甘(補い滋養する作用)
・毒性:生:小毒

きゅうりには、体を冷やし水毒を改善する作用があります
東洋医学では、きゅうりには滋養強壮・痛み止め・毒消しの効果があると言われています

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

きゅうりは水分に弱い野菜ですので、表面の水気をよく拭き取り、一本づつ新聞紙で包んでポリ袋に入れます。そして、ヘタを上にして冷蔵庫で立てて保存します。

きゅうりはぬか漬けにするのがおすすめです。きゅうりのぬか漬けは約10時間漬けるとビタミンB1はもとの5倍に、24時間後だと12倍にも増えます。また、脂溶性のβカロテンも含むので軽く炒めれば吸収率もアップします。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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