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Dr.大友
渋谷セントラルクリニックエグゼクティブディレクター
今日はJR東京総合病院泌尿器科部長のDr.小池に男性不妊と食事についてお伺いしたいと思います。

Dr.小池
JR東京総合病院泌尿器科部長
よろしくお願いします。

Dr.大友
男性不妊って聞き慣れているようで聞き慣れない言葉ですよね。

Dr.小池
はい。そうですね。

Dr.大友
男性不妊で大学病院を受診される方って結構いらっしゃるんですか。

Dr.小池
そうですね。我々の施設は正直そこまで力を入れていないところもあるんですけども、不妊外来というものを立ち上げておりまして月に二回ほど外来をおこなっています。大体１０人前後の患者さんがいらっしゃっていますね。

Dr.大友
男性不妊専門の先生ってのはあんまりいないって？

Dr.小池
そうなんですよ。実は私もなっていないのですが、全国的にも５０人弱というかなり少ない数の先生しかいらっしゃらないため地域によっては全くいらっしゃらない地域もありえます。それはやはり男性不妊を専門にする先生が少ないことに起因していますね。

Dr.大友
なるほど。聞いたところによるのですけど、日本は世界で一番不妊治療をしているけれども出産率が低い国だっていう話もチラっと聞いたことがあります。

Dr.小池
やはりそれはあると思いますね。不妊と言うと女性の問題みたいな風に思われている方、考えていらっしゃる方が多いのが一つの原因なのかなとも思いますけどもね。

Dr.大友
現実としては男性が理由の不妊症ってどれくらいあるんですか。

Dr.小池
そうですね。男性だけが原因というのが大体２４％くらいいらっしゃると。

Dr.大友
２４％！

Dr.小池
はい。そして男女ともに異常があるってことはやっぱり同じく２４％くらいいますので、トータルで言うと半分くらいは男性も不妊の原因の一因である。というふうには言えると思いますね。

Dr.大友
２４＋２４＝４８と。

Dr.小池
そうですね。

Dr.大友
ところで、男性不妊と一言で言っても色々原因があるかと思うのですが。例えばどんな？

Dr.小池
まず大きく分けて精子に問題があるパターンとして精子の数が少ない乏精子症、全くいない無精子症。
精子の運動率、全身運動と言って前に進んで行こうとする運動率が低い精子無力症。大きく分けて２つに分かれると思います。
そしてそもそも性行為ができなくなるというEDですね。その３つが大きく男性不妊の原因として上げられると思います。

Dr.大友
EDは、前に対談した時にDr.小池とスイカを食べようって話になったかと思うんですが。
精子の元気がない精子無力症と精子の数が少ないことに関して中心にお話をお伺いしたいと思います。

Dr.小池
分かりました。

 

大友博之　渋谷セントラルクリニック　エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共あする美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

小池祐介　JR東京総合病院泌尿器科部長

日本泌尿器科学会専門医指導医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本排尿機能学会認定医、がん治療認定医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医

趣味は90年代洋楽ロック鑑賞となかなか上手くならないゴルフ