⑤ 男性不妊 男性ホルモン・プロラクチンの影響

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Dr.大友 (イシペディア編集長)
乏精子症、無精子症の原因についてお伺いします。

Dr.小池(東京慈恵会医科大学泌尿器科医局長)
はい。

Dr.大友
今年はおたふくかぜが流行っていますけど。

Dr.小池
はい。

Dr.大友
おたふくかぜも原因でしたよね。

Dr.小池
そうですね。おたふくは精巣の精子をつくるところに感染してしまいますので、やはり精巣の造精能力っていうのは落ちてしまうと言われています。特に大人になってから罹るとそうなりやすいと言われていますね。

Dr.大友
どうしたらいいんでしたっけ。

Dr.小池

ワクチンとか打って予防しておくのが一番なんですけども。もしなった場合でも絶対になるわけではないので経過を見ていくしかないのですが。

Dr.大友
なるほど。
そしてホルモン、内分泌系と言われるものによる原因ですが。

Dr.小池
はい。

Dr.大友
やっぱり男性ホルモンですか。

Dr.小池
そうですね。

Dr.大友
テストステロン。

Dr.小池
僕も専門医じゃないですけど、不妊外来やってますが。

Dr.大友
はい。もちろん医局長様ですから(笑)

Dr.小池各種ホルモンを全部採血します。テストステロンはもちろんですね。他にもテストステロンを上げるホルモンっていうのも有りますので。

Dr.大友
例えばそれは?

Dr.小池
FSHとかLHとか。そういったものも全部調べてホルモンに異常はないかっていうのはまず第一ステップになると思います。

Dr.大友
そのテストステロン系じゃない、それ以外のホルモンもあるんですよね。

Dr.小池
そうですね。例えばプロラクチンというホルモンがあります。プロラクチンが著しく高く産生されるというのはあんまり無いんですけども。

Dr.大友
プロラクチンって脳下垂体から。

Dr.小池

そうですね。下垂体から分泌されるホルモンですけども、脳腫瘍であったりとか、薬剤性にちょっと上がる場合もあります。

Dr.大友
精神科のお薬だったりを飲んでると上がるのを見ること有りますよね。

Dr.小池
ありますね。そういった場合は注意が必要かなと思っております。

Dr.大友
実際はどうなんですか。そのプロラクチンっていうのは乳汁分泌、おっぱいの乳汁を出すためのホルモンだと思うんですが。

Dr.小池
はい。

Dr.大友
男性でその症状が出なくても、知らず知らずのうちに分泌されていることっていうのは結構あるんですか。

Dr.小池
そうですね。男性不妊になる場合っていうのはプロラクチンが正常値をちょっと超えたくらいでなるっていうのはあんまり無いのですね。かなり著明に上昇しないと不妊の原因にならないパターンが多いので、ほとんどの場合自覚症状が無いと思いますね。

Dr.大友
なるほど。そういうことは男性ホルモン(テストステロン)とプロラクチンが原因でということですね。

Dr.小池
そうですね。

Dr.大友
テストステロンが低いのが当然問題なんですね。

Dr.小池
そうですね。問題になってきますね。

Dr.大友
低いことの原因についてはこのあと詳しくお伺いしたいと思います。

Dr.小池
はい。わかりました。

Dr.大友
勉強になりました。

Dr.小池
はい。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

小池祐介 東京慈恵会医科大学泌尿器科医局長

日本泌尿器科学会専門医指導医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本排尿機能学会認定医、がん治療認定医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医

趣味は90年代洋楽ロック鑑賞となかなか上手くならないゴルフ

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