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不老長寿の果物いちじくで腸内環境を整える

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いちじくを食べると不老不死になれる!?

    夏休みに出かけた祖父母の庭に植わっていたいちじくの記憶が呼び覚まされるからなのか、いちじくを見る度に夏を感じてしまうDr.ピエール。

    いちじくは旬なのでレストランで良く出会いますが、このいちじくと超濃厚で且つウルトラスムースな白和えの取り合わせは本当に格別。

    だいぶ前にデゴルジュマンされた至高のシャンパーニュとのマリアージュはもちろん最高でしたが、後から考えると実はそれ以上にコースにおいて重要な意味を持っていたのではないかと考えるに至りました…

    いちじくはこうして長寿に効く

    いちじくは紀元前から栽培されていて、クレオパトラに始まり江戸時代の参勤交代にお出ましのお殿様まで古今東西のセレブが不老不死の果実と信じた稀有な果物。

    現代的な栄養素から分析するならば、腸内環境を整える食物繊維、果肉や葉から出る白い乳液に含まれるたんぱく分解酵素であるフィシンや高血圧の対策に必要不可欠なカリウムを特徴とするいちじく。

    効能・効果を簡単にまとめるとこのような働きがあります。

    ▶整腸作用:食欲を増進させるとともに、いちじくの持つ食物繊維で便通の改善が期待できます。
    ▶全身の潤い不足を防ぐ:肺を潤して乾燥から守ります。空咳、かすれ声、口やのどの渇きを防いでくれる。
    ▶炎症をやわらげる:昔から痔の特効薬として有名ですが、おできや皮膚の腫れなど、日常的な症状にも効果的です。
    ▶血圧を下げる:イチジクに多く含まれるポリフェノールの一種ルチンには、血管を強くする作用や血圧を下げる効果があります。
    ▶不定愁訴を和らげる:だるさ、頭痛、冷え、めまいなど全身にあらわれる身体的なものや、わけもなくイライラしたり気分の落ち込み、不眠などの精神的なものなど、原因がはっきりわからないけれど、なんとなく体調が悪い」そんな不調を和らげます。

    不定愁訴の原因の大半は、鉄、女性ホルモン、男性ホルモンの不足のサイン。

    いちじくは鉄分の多い食材ですので手軽に摂れるのがうれしいですね。
    ちなみにイチジクは漢字で「無花果」と書きますが、実はいちじくの実の中にあるあの赤いつぶつぶ、あれがお花です。
    その一つ一つには女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする植物性エストロゲンが豊富に含まれており、アンチエイジングの強い後押しとなってくれます。

    さらに、いちじくを東洋医学的にみると、
    ・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
    ・昇降・収散・潤燥:収(気を体の内に収める作用)・潤(体を潤す性質)
    ・臓腑:肺・脾・胃・大腸
    ・五味:甘(補い滋養する作用)
    ・毒性:なし

    つまり、食事の量が多くなりがちな美食家に、必要不可欠な成分が全部含まれているのがセレブに愛された本当の理由なのかも!?

    豪華な食材が続くコースが続くとお腹が疲れやすくなりがちなDr.ピエールも、いちじく効果で当日も翌日もお腹の調子も最高でした。

    日本料理かんだ
    東京都港区愛宕1丁目1−1 虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワ 1階

    〔大友“ピエール” 博之〕

    日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

    ・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
    ・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
     渋谷セントラルクリニック代表
     一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

    ・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
    ・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
     シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ 

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