白菜のありがたみを上海蟹と共に考える

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有害物質は白菜でデトックスする

冬になると食べたくなるのが白菜
精進料理では白菜は大根豆腐と共に「冬の三宝」と言われています。
これは中国の薬食同源の文化では“胃を養う、小便を利す“と言われています。
そのため食べ過ぎやストレスが強い時や胃腸の症状がある時に食べたり、おしっこを出すことでデトックスするのに良いとされているお野菜。

今日は上海蟹と白菜の炒め煮と上海蟹の小籠包。
上海蟹の味噌で黄色くなった餡がまとわりつきたまりません。

アブラナ科の野菜は腸内環境を良くする

白菜はもともと中国から伝わったアブラナ科の野菜ですが、現地のものは日本のものより小さくて小白菜とか広東白菜と言われています。
アブラナ科のお野菜は腸内の免疫細胞を元気にすることで食べ物を効率的に吸収しやすくさせたり、有害な免疫反応を防いだりしてくれる働きがあります。

上海蟹は有害金属であるカドミウムが含まれていることもあり食べすぎには要注意なのですが、白菜の食物繊維によって吸収されにくくなっています。というのも、白菜に含まれるモリブデンという微量栄養素に発がん物質を解毒する働きが期待されているからです。

白菜のおよそ95%は水分ですが、淡色野菜にしてはビタミンなどの栄養素のバランスが良く、カリウムカルシウムビタミンC食物繊維などが比較的多く含まれています。

白菜の効能・効果には
■がんの抑制作用:白菜に含まれるモリブデンにはがんを抑制する働きがあると期待されています。

■抗酸化作用:ビタミンCには高い抗酸化作用があり体の老化を防ぎます。

■高血圧予防:カリウムはナトリウム(塩分)の排出を促し、高血圧を予防します。

■脳神経機能の改善:白菜に含まれる葉酸は脳の神経機能を正常にする働きがあります。

■骨粗しょう症の改善:カルシウムは骨を強くし、骨粗しょう症を予防する効果があります。

■便秘の予防:白菜に含まれる食物繊維には整腸作用や便秘の予防に効果があります。

さらに、東洋医学的には
・ 寒熱:涼(穏やかに体の熱を冷ます)・平(体を温めも冷やしもしない)
・ 昇降・収散・潤燥:降(気を降ろす)
・ 臓腑:脾、肺、大腸
・ 五味:甘(補い滋養する作用)
・ 毒性:なし

血液を浄化(サラサラに)して血流を改善します
体の熱を鎮め、のどの渇きや体の乾燥を防ぎます
生理前や更年期ののぼせやほてり、イライラを抑えます
腸の働きを高め、消化吸収を促進します
大腸の蠕動運動を促し、便秘を解消します
清らかな空気を吸い込み、体内の毒素を排出します

もう一つ医学的に注目すべき白菜のメリットはカリウムが多く含まれていること。
カリウムはナトリウムと並んで細胞内の水分と細胞外の水分(血液)のバランスを取るのに必要不可欠なミネラル。

現代人は塩分の取り過ぎなので、カリウムが相対的に不足すると浸透圧を一定にするために細胞内から細胞外へ水分が移行します。このことによって体を循環している血液の量が増えて、そうしたことを放置し続けると血圧が高くなってしまうわけです。

他にもカリウム不足は細胞の周りに水分が増えることで浮腫みが目立ったり、筋肉の働きが悪くなるため筋肉がつったりしてしまうことも!?

ちなみにDr.ピエールはお家では白菜のお鍋よりも更にお手軽で簡単でビタミンCが逃げにくい白菜サラダにして食べるのが好きです。

新亜飯店
東京都港区芝大門2丁目3-2 大門フジビル

体内の有害金属の蓄積度を正確に測る「有害金属検査」

体内の有害金属を測定する最新の予防医学検査で、アメリカでは医師1万人以上が体内栄養素分析の指針として活用しています。
極少量(0.2g)の毛髪から体内の有害金属(水銀・カドミウム・ヒ素など)の蓄積度を検査します。

有害金属は気づかないうちに少しずつ食物や水などから体に入って蓄積され、長年にわたり体の組織や細胞を傷つけるために、多くの症状や病気の原因となることが明らかにされています。自分自身の栄養状態を正しく理解し、欠乏や過剰となる栄養素について対処することは、代謝機能の正常化を素早く回復し体力・自然治癒力・抵抗力の強化につながります。

近年、厚生労働省から妊婦は水銀の多い魚類の摂取を控えるべき旨が発表されているように、母親の体内の重金属は、出産を通じて赤ちゃんに移動することが分かっています。したがって、子どもからも高いレベルの有害金属が検出されることもめずらしくありません。

毛髪による検査は、血液や尿の検査よりも、より正確に反映します。

最近ではオリゴスキャンという手のひらに光をあてるだけで、体内のミネラル20元素と有害金属(有害ミネラル)14元素がわずか3分ほどで測定できる医療機器も出ております。髪の毛が少ないなどの理由や髪を染めているという理由で検査ができなかった人でもオリゴスキャンであれば調べることができます。

 

オリゴスキャン検査

 

こんな方にお勧めです

・ デトックス(身体の中からキレイになる)に興味のある方
・ アンチエイジング(抗加齢)に関心がある方
・ 生活習慣病(肥満・糖尿病・高血圧など)の予防に関心のある方
・ 疲労・ストレスを感じている方
・ 自分の身体に必要なサプリメントを知りたい方
・ 偏食ぎみの方
・ 妊娠している、または妊娠を考えている方
・ アトピー性皮膚炎で悩んでいる方
・ サプリメントの効果を確認したい方

こういった症状にお悩みの方は医師にご相談することをおすすめします。(筆者の所属するクリニックにリンクされています)

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ

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