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栄養たっぷり!ガリシア地方の郷土料理「カルドガジェゴ」

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捨てがちな蕪の葉に、秘められた豊富な栄養素!

スペイン最北部、ガリシア地方の郷土料理「カルドガジェゴ」。こちらは
蕪の葉いんげん豆じゃが芋を、生ハムの骨や塩豚の出汁でじっくりと煮込んだスープです。

捨ててしまいがちなカブの葉と茎ですが、実はとても栄養価が高いのです。

風邪の予防美肌効果を促すビタミンCが豊富で、葉に含まれるビタミンCは、根の約4倍。
カルシウムは根の10倍も!

また、ビタミンB1B2糖質の代謝をうながし、βカロテン抗酸化作用免疫力アップも期待できます。

厳しい冬を支えた豆とじゃが芋の力強い滋味

じゃが芋にも、イモ類では抜群に多くのビタミンCが含まれており、白インゲン豆には食物繊維が豊富。

厳しい冬が続く土地で人々を支え続けてきたお料理には、寒さを乗り越える要素がたくさん詰まっていました。
1杯で身体の中から温まるので、蕪の葉茎は捨てず、風邪の予防に是非作ってみてはいかがでしょうか。

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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