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滋養強壮が世界中の人を惹きつける「なまこ」 海鼠

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ナマコはウニなどと同じ棘皮(きょくひ)動物の仲間です。食用になるナマコは約30種類くらいで、旬は冬です。一般的には円筒形の形をしていて、大きさ20~30㎝で太さが6~8㎝位です。食用となるのは、マナマコ、キンコ、オキナマコの3種類になります。

中華料理で「四大海味」と呼ばれている、、ふかひれ、なまこ、魚の浮き袋の中のひとつです。こうしたことから、近年は中国で干しナマコの重要が増えたこともあり高値で取引されるので国内では手に入らなくなってしまっています。

また海外ではなまこの卵巣である’くちこ’、内臓の塩辛である’このわた’は食さないので、処理の過程で捨てられてしまい、こうしたお料理が作れなくなっているのがとにかく残念。

ちなみに写真はくちこです。

栄養素

ナマコは多くのカルシウムが含まれており、歯や骨を丈夫にするとされています。また、ナトリウムを排出することにより、血圧の上昇を防ぎます。他にもビタミンB群、Eなどのビタミンや、カルシウム、鉄分、亜鉛などのミネラル成分バランスよく含まれています。

ナマコの主な栄養成分(可食部100gあたり)

効能・効果

新陳代謝促進:コラーゲンやコンドロイチンなどが含まれており、肌、皮膚を若々しく保ちます。

強壮作用:朝鮮ニンジンに含まれるサポニンやコラーゲンを多く含んでいます。

東洋医学的側面

  • 寒熱:温(穏やかに体を温める)
  • 昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
  • 臓腑:心、腎
  • 五味:鹹(軟化させる作用)、甘(補い滋養する作用)
  • 毒性:(生)小毒、(加熱)なし

強精、血を養う、便通を良くする、ひん尿を改善 

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

ナマコボウルに海水か塩水を(水1ℓに大さじ2杯くらい)とナマコを入れて冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。ナマコは生きているので息ができなくならないように、密封はしないで下さい。しかしこの保存の期間は約2日くらいです。

ナマコを冷凍する場合は、ナマコの両端を切り、内臓を取り除き食べやすくカットして密封出来る袋に入れて冷凍庫に入れて下さい。このようにすると、1~2ヶ月は持ちますが、食感は大きく変わりますし、加熱調理が必要になります。

ナマコは、三杯酢や二杯酢、ポン酢などのもので食べるか、あえ物で食べます。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手でで東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

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