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ビタミンB2含有量が鶏肉界では№1!疲労回復に「鳩肉」 はとにく

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    鳩が食用として飼育されたのは、紀元前2600年頃の古代エジプトとされています。

    日本ではあまり食用にされませんが、ヨーロッパ・フランスではローストや煮込みなどに、中国や中近東では唐揚げや炒め物、スープなど一般的な食材として食べられています。

    食用鳩は、人工孵化は可能であっても人口飼育ができないので子育ては親鳩からの口移しの餌やりをします。1羽の親鳩が年間に育てられるのは15羽前後のため高級食材として扱われています。

    鳩肉は夏が旬となります。 とくに6月から9月に脂がのってきます。

    栄養素

    鳩はほかの鳥肉に比べてビタミンB1、B2、鉄分が多く、脂肪分が少ないのが特徴です。特にビタミンB2の含有量が多く、60g程度の摂取で一日の所要量を補うことができます。

    タンパク質の含有量は鶏肉の1.3倍あり、高タンパク、ビタミンB群、鉄分、不飽和脂肪酸のパントテン酸を多くを含みます。

    鳩肉と一緒に摂るといいとされるのは、食物繊維、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、ナイアシン、ビオチンです。

    の栄養成分(可食部 100g あたり)

    エネルギー・・・141kcal
    タンパク質・・・ 21.8g
    炭水化物・・・ 0.3g
    脂質・・・05.1g

    ビタミンA・・・ 16μg
    ビタミンD・・・ 0.2μg
    ビタミンE・・・2㎎
    ビタミンK・・・5μg
    ビタミンB1・・・0.32mg
    ビタミンB2・・・ 1.89mg
    ナイアシン・・・ 9.9mg
    ビタミンB6・・・0.53mg
    ビタミンB12・・・2μg

    葉酸・・・ 4μg
    パントテン酸・・・ 4.48mg

    ビタミンC・・・ 3mg
    ナトリウム・・・ 88mg
    カリウム・・・ 380mg
    カルシウム・・・3mg
    マグネシウム・・・28mg
    ・・・ 4.4mg
    亜鉛・・・ 0.6mg
    ・・・ 32μg
    マンガン・・・ 0.04mg

    効能・効果

    ◆ビタミンB2
    ビタミンB2はエネルギー代謝を活発にし、疲労物質の乳酸を分解するため疲労回復、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立ちます。

    ◆ビタミンB6
    ビタミンB6はアミノ酸代謝に関与していることで知られており、肌や髪の健康維持に役立ちます。

    ◆ビタミンB1
    質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立つます。

    ◆鉄
    鉄は貧血の予防や冷え性の改善に効果があります。

    ◆葉酸
    貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや新しい赤血球をつくり出すために欠かせない葉酸を含みます。

    ◆パントテン酸
    パントテン酸は動脈硬化を予防しストレスをやわらげる働きがあります。

    さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEを含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力を高めてくれます。
    また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリンは骨粗しょう症の予防に効果があります。

    東洋医学的側面

    ・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
    ・昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
    ・臓腑:脾、肝、腎
    ・五味:甘(補い滋養する作用)
    ・毒性:なし

    腎の陽気を補い、気を補益する
    疼痛、皮膚疾患、咳や喘息に効果あり

    栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

    鳩の肉は脂が少ないため、あっさりとした赤身が特徴です。食べ方はポワレ、ロースト、赤ワイン煮などがおすすめです。焼くときには肉がパサつかないように注意しましょう。

    冷凍品の場合は、解凍後1週間は十分食べられます。冷凍するときは乾燥しないようにラップで包み、さらに密封すれば3ヶ月はおいしくいただけます。

    鳩の卵は白身が水っぽい特徴がありますが、ニワトリの卵の味と同じです。ゆで卵や目玉焼きなどの調理法がおすすめです。

     

    【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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