乳がん② 治療の副作用を改善するお食事【動画】

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Dr.ピエール大友 (イシペディア編集長)

乳がんの治療についてお伺いしたいと思います。乳がんの治療は手術の他にどんな治療が有るんですか。

Dr.川村(川村病院副院長)

乳がんの術後のそれぞれの状況によりますけれども人によってはホルモン剤による治療、抗がん剤、あとは放射線治療があげられます。

Dr.ピエール大友

なるほど。手術をしないってオプションも有るんですか。

Dr.川村

乳がんのまず治すということに関しては基本的には手術ですね。

Dr.ピエール大友

ではまず手術に加えて3つ(ホルモン剤による治療、抗がん剤、放射線治療)が加わってくるということですね。

Dr.川村

はい。

Dr.ピエール大友

手術後の副作用で多いことって例えばどんなことになるんでしょうか。

Dr.川村

手術直後という点では麻酔の影響なんかも有りますので、少し気持ち悪いとかそういったものが多いですね。ひょっとしたら数日くらい続くことも有るかも知れません。

Dr.ピエール大友

他の例えばホルモン剤だったり、抗がん剤だったり放射線治療においては如何ですか。

Dr.川村

ホルモン剤は女性ホルモンを減らす方向に向きますのでいわゆるほてり(火照り)だとか。更年期障害のような症状が出てきたりすることが多いですね。他には関節痛。関節の節々の痛みが出てくることが有ります。

抗がん剤ですと一般的に皆さん想像されるように気持ち悪くて食欲がなくなったり、髪の毛が抜けてしまったり、ちょっと手足が痺れたりと様々な症状が出てきます。

放射線治療は放射線に関しては照射した場所に軽い火傷のような症状が起こることがあります。そのため痛みだったり痒みだったり、そういった症状が有るかなと思います。

Dr.ピエール大友

なるほど。副作用として多そうなのは吐き気だったり、気持ち悪さだったり、食欲の減退(食が細くなってしまう)だと思うんですが、術後で何か先生お勧めの食事方法とかって何か有りますか。

Dr.川村

傷を治すという意味においては少し意識してタンパク質を摂取して頂いたりとか。他には規則正しい食生活ですね。野菜を摂ったり果物を摂ったりということじゃないでしょうか。

Dr.ピエール大友

気持ち悪いと吐き気が出て、お食事を戻してしまったりなどの可能性も有ると思います。患者さんによってはお肉やお魚なんて食べられないよって話になりかねないと思うんですが、そういった時はどうしたらいいんですか。

Dr.川村

抗がん剤で吐き気が強い時などは、先ほどはタンパク質を多めにと言いましたけれども余りそれに固執しないでもよいと思います。何かを食べなきゃいけないというよりは、お食事をそんなに多くは摂れない時は食べたいもの、口にできるものを摂って頂ければいいかなと思います。

Dr.ピエール大友

抗がん剤によって毛が抜けることや、放射線による皮膚の火傷なんかはタンパクが壊れてる状態だと思いますが、さっき仰ったようなお食事はこうした状況を改善するのに有効ですか。

Dr.川村

そうですね。そのタンパク質を少し意識的に摂ることは重要です。

Dr.ピエール大友

火傷だったり髪の毛の回復にも関係しますか?

Dr.川村

そうですね。タンパク質を摂ったからといって髪の毛が生えてくることはないと思うんですけれども、規則正しい食生活をして頂くことは乳がんの再発予防の観点からも良いと思います。

Dr.ピエール大友

なるほど。乳がんというと他のがんに比べると少しその再発を気にするべき期間が長いですよね。

Dr.川村

長いですね。多くのがんは大体術後5年間再発が無ければそれで一旦終了となり、一安心な場合が多いんです。乳がんは場合によって5年過ぎて10年くらいまで再発することが有ります。

Dr.ピエール大友

なるほどですね。それでは、この後は少し再発予防についてお話をお伺いしたいと思います。

 

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医

最先端の西洋医学と東洋医学をハイブリットした統合医療で注目されている。Ishipediaでは、世界中で出会った根本的な治療を広めることをモットーにしている。ワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドーワイン、ブルゴーニュワイン、シャンパーニュワイン騎士団、日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のメンバー

川村雅彦 川村病院副院長
日本外科学会 専門医、日本消化器外科学会 専門医指導医、日本消化器内視鏡学会専門医指導医、日本消化器病学会 専門医、消化器がん治療認定医、日本乳癌学会 認定医、日本医師会認定産業医

‘診断から治療、看取りまで’をモットーにどんな時も患者さんの心に寄り添える医師を心がけています。

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