ウコンについて③海外の情報1

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今回はウコンについて海外の情報を調べてみました。

こちらは厚生労働省「統合医療」情報発信サイトからの内容です。
「統合医療」情報発信サイトは、厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業に基づき、患者・国民及び医療者が「統合医療」に関する適切な情報を入手するために構築されたHP。

以下の項目は、米国の国立衛生研究所、国立補完統合衛生センター、国立がん研究所内のがん補完代替医療事務局が運営しているサイトから許可を得て抜粋してきた項目です。

◆ウコンの一般名や学術名

ウコン
一般名(英名):turmeric, turmeric root, Indian saffron
学術名:Curcuma longa


◆基本的情報

ウコンは、ショウガの仲間の低木で、インド全域、その他のアジア地域およびアフリカに生育しています。
ほかほかする苦みと黄金の色が特徴で、生地の染料やカレー粉、マスタード、チーズなどの食品に多用されています。

ジャワウコンとは別の種類ですので混同しないで下さい。

中国伝統医学やアーユルヴェーダ医学において、ウコンは、消化促進、肝機能促進、関節炎の痛みの軽減、月経調節に用いられてきました。各項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

また、歴史的に、ウコンは直接皮膚に塗布して、湿疹や創傷治癒に役立てられてきました。

今日では、ウコンは、伝統療法または民間療法として、胸焼け、胃潰瘍、胆石、炎症およびがんなどに用いられています。
ウコンの指状の地下茎(根茎)は、乾燥させて粉末やカプセル、お茶、または流エキス剤として摂取されています。
このほか、ウコンをペースト状にして皮膚に塗布する方法もあります。

 

副作用と注意事項

  • ほとんどの成人に対してウコンは安全であると考えられます。
  • ウコンを高用量摂取したり長期間摂取したりすると、消化不良、嘔気、下痢がおこる可能性があります。
  • 動物では、高用量のウコン投与により肝機能障害が認められました。ヒトでは肝機能障害の報告はありません。
  • 胆嚢疾患患者は、症状を悪化させるおそれがあるため、ウコンのサプリメントを摂取すべきではありません。
  • あなたが行っている補完療法をすべてのかかりつけの医療スタッフに伝えてください。健康管理のためにあなたがどんなことをしているのか、すべて話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。

参考:「統合医療」情報発信サイトより

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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