ウコンについて②ウコンの働き

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ウコンの働きについてまとめてみたいと思います。

ウコンといえば真っ先にアルコール対策!を思い浮かべます。
二日酔いにならないようにと、飲む前にウコンのドリンク剤を飲んだことのある人は多いでしょう。実際、アルコールを飲む際に、ウコンがアルコールを分解する肝臓の働きを助けるといわれています!

ちなみに、この肝臓の働きを助けているウコンは「秋ウコン」。
秋ウコンには有効成分、クルクミンというポリフェノールが含まれています。

クルクミンには、肝臓を強化する働きの他、細菌の繁殖を抑えたり炎症を取る作用、消化、代謝、腸内細菌の改善を促す効果があるとされています。

抗炎症作用が認められる植物ってウコンの他にはありませんので、クルクミンを豊富に含む秋ウコンはとても貴重な植物といえます。
ちなみに、春ウコンについては胃腸の調子を整える作用があるといわれています。

インド人はウコン(ターメリック)を1日約1.5グラムから2グラムほど摂取すると言われています。抗菌作用があるため、アーユルヴェーダ医学でもよく利用されます。

世界ではクルクミンを摂取するとガン細胞を死滅するという研究がおこなわれ、ウコンが癌にも有効であることを、世界的研究者が報告しています。

ウコンはスパイスとしても重宝されていますので、毎日適度に摂取していくことがお勧めです。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ 

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