美肌の秘密 ウニがもたらす驚きの美容効果
美肌の為に良いのはスッポンだけじゃない
この時期はどこのお料理屋さんでもウニを出して下さいますが、やはり日本料理「かんだ」の雲丹は格別です。
美肌に良い食材としてスッポンがよく挙げられますが、実はウニこそが究極の美肌食材と思っています。
ウニの、あの美しい色合いはβカロテンによるもの。βカロテンは3つの観点で美肌に効果的とされています。
1. 抗酸化力:
ウニに含まれるβカロテンは、酸化ストレスを軽減し、紫外線による肌のダメージから守ってくれます。
2. プロビタミンA:
βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚細胞のターンオーバーと修復をサポートするだけでなく、皮脂の生成を調節してくれます。
3. コラーゲン生成:
ビタミンAは成長ホルモンを刺激するため、コラーゲンを作るのにも役立ちます。成長ホルモンの力との相乗効果で肌の弾力性とハリを維持し、肌を若々しく保ちます。
ウニの供給状況と環境問題
他にもウニには、ビタミンB、オメガ 3 脂肪酸、亜鉛、ビタミン E などの他の栄養素も豊富に含まれています。
特に、ウニに含まれるβカロテンとビタミン B 複合体の組み合わせは複合体の組み合わせはお肌にはとても重要。この組み合わせは肌のきめを改善し、水分補給をサポートし、環境ストレスから肌を守ってくれるのでサプリメントを飲むときには覚えておいて損はないです。
夏の暑い時期に強い日差しを浴びたらウニ補給は必要不可欠。とてもおすすめの食材となります。
ウニは現在、供給が減少しているとされています。理由は海水温が高いことや、ウクライナ問題で漁協協定四つのうち一つが破棄されていることもあるようです。
かつて1000kg獲れていたウニが今では100kg程度しか獲れないという話もあり、この状況に対して何かできることがないかと考えさせられます。
暑い日が続きますが、美肌を保つためにもウニを取り入れた食事で健康的な生活を心掛けましょう。
日本料理 かんだ
東京都港区愛宕1丁目1-1虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー1階
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ