イシペディア > 食事学と医療の大辞典 > タブーに挑む!? 21世紀の最強健康管理学 > アーユルヴェーダとウコンに学ぶ、内臓を休める食事術

アーユルヴェーダとウコンに学ぶ、内臓を休める食事術

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

消化力を整えるアーユルヴェーダの知恵

渋谷西武で、アーユルヴェーダ医師であり、店を持たないスリランカ料理のシェフであるモハンさんのお料理をいただきました。

アーユルヴェーダでは、消化力を整えることが心と身体に大事とされています。その結果、お料理には乳製品や油をほとんど使わないものになっています。

一言で「消化力を整える」といっても色々なとらえ方があると思いますが、Dr.ピエールの感覚では、消化するために必要以上に酵素を出さずに内臓を休めているようなイメージを受けました。

健康の鍵を握るスパイス「ウコン」の力

この日の「スリランカプレート」は、鰤のカレーやひよこ豆、ビーツ、三つ葉、ココナッツと鰹節のようなお魚のふりかけなど、副菜がずらりと並びました。これを少しずつ混ぜながらいただくのが正式な食べ方だそう。

ご飯には低GIのバスマティライスが使われているのも、すい臓から分泌される血糖を下げるインスリンを分泌させてないためには大事です。

数時間経ってもお腹は空かず、食後感がとてもスッキリしていました。

食材の妙もありますが、やはりスパイスの力が大きいと思います。

アーユルヴェーダで最も大切とも言われているスパイスといえば、ターメリック(ウコン)。

最近では認知症だけでなく、発ガンを抑える研究も数多く発表されています。和食では馴染みが薄いですが、生活に取り入れてその恩恵を受けたいものです。

偏愛食堂
東京都渋谷区宇田川町21−1 ダイニングプラザ A館 8階 西武渋谷店

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

この記事を書いた人

関連するカテゴリ

おすすめ記事

関連する記事はこちら