グリーンピースの皮はシワシワでもお肌ツルツルにしてくれる
上流階級が熱狂したグリーンピース
Dr.ピエールはイカ飯❤️ですが、イタリアにもカラマーロ・リピエーノというイカ飯ならぬイカパンがある。
イカの中には卵、パン粉にケッパーやドライトマトなどの詰め物がたっぷり。
ミラノのお上品なレストランではパン粉の代わりに麦を使うこともあり、この場合は食感はまさにイカ飯。
このカラマーロ・リピエーノの美味しさを左右するのは実は付け合わせだとDr.ピエールは思う。
そういった観点からはこのレストランの付け合わせのグリーンピースは秀逸。
今は缶詰のものもあって決して高級な感じはしないけど、美食を極めたルイ14世の時代には宮廷中の上流階級が熱狂した人気食材だった。
美味しいグリーンピースを求めた結果、様々な品種の交配が進み、その流れで修道院の司祭メンデルが現代の遺伝学の基本となるメンデルの法則を見つけるに至ったというから美食も侮れない。
グリーピースの栄養効果が凄い!
グリーンピースはタンパク質、炭水化物、ビタミンや食物繊維が豊富。
特にビタミンB群は疲労回復に効果があるビタミンB1、エネルギー代謝に関与するビタミンB2、皮膚や粘膜の健康にかかわるナイアシン、赤血球の生成に必須の葉酸と種類も量も十二分。
またカリウム、マグネシウム、リンなどのミネラルも多く、豆類の中でも特に食物繊維が多いことから胃と腸のメンテナンスをするのにオススメ。
イカに含まれる抗酸化酵素の中核であるセレンと合わせて食べれば、翌日はツルツル美肌になることは請け合いのお料理。
Dr.ピエールがお家で作る時は肝を叩いて、ゲソをミンチにした詰め物をハーブたっぷりでオリエンタル風に作りますが、それも美味しい。
リクエストがあったら、そちらもいつかご紹介させていただきますね。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ