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アスリート向けの餃子もベジタリアンの時代になるのか検証

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ベジタリアン餃子の試食と感想

ピエールはお医者さんとして働く傍ら、医食同源のコンサルティングをレストランやホテルに対して行っています。

その一つにベジタリアン、ヴィーガン対応の案件があり、自身でも試行錯誤を重ねています。
そこにInstagramを通じて、餃子専門店による “動物性材料・化学調味料不使用のベジギョーザ” を、試食してほしいという依頼を受けました。

現在手がけているお仕事にも役立つかなと、微力ながらお手伝いをさせていただくことにしました。

最初はお肉やニンニクを使わない点に不安を感じ、大豆ミート特有の匂いも気になっていましたが、実際に食べてみると通常の餃子と変わらない食べ応えがあり、豆の匂いもほとんど気になりませんでした。さらに、カロリーと糖質が50%、脂質が80%カットという点も非常に魅力的でした。

アスリート向けアレンジ「水餃子」

せっかくご依頼いただいたので、感想だけではなく、アスリートやダイエッター向けというコンセプトを活かし、新たなアレンジを考案しました。

第一弾は「アスリート向け水餃子」。
そのポイントはタレにあります。

ベースにしたのは以下3つの素材です。

ココナッツフレーク: 骨形成や筋肉疲労の予防に役立つマグネシウムが豊富。

・ターメリック: 体内の炎症を抑え、筋回復を促進し運動パフォーマンスを向上。

花椒: 辛み成分による発汗作用で代謝アップ。

これらのスパイスをブレンドし、醤油やワインビネガーで整えた特製ソースは、甘みと辛みのバランスが抜群でした。次回はダイエッター向けスープアレンジをご紹介予定ですので、お楽しみに!

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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