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[ ドクターの食卓から] 唐辛子に囲まれたら長生きできるかもというお話

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唐辛子満載でスリリングな一皿!

2,000種類を超えると言われる四川料理のなかで、唐辛子満載で大人気なのが辣子鶏。
鶏肉をカラリと素揚げしたものを花椒唐辛子と強火で炒めたもので、とにかくその唐辛子の量が尋常じゃない。

まるで宝探しのように唐辛子の山から鶏肉を発掘してゆく間にも、お皿の中で香辛料に埋もれた鶏肉はどんどん辛くなっていくというスリリングな料理。
庶民的な中国の食堂で食べると、周りの人が骨をペッと床に吐き出すのには驚いた。

こんなに唐辛子を使うのは、鶏が現代のようにそこまでフレッシュな肉ではなかったから殺菌のためだったり、獣臭の匂い消しのためだったりという説があります。

「麻辣」の医食同源効果

四川料理の特徴は「麻辣」という言葉で表され、「辣」が唐辛子「麻」は花椒という山椒の一種。

四川料理が極端に辛いのは、日照時間が短い土地で人々があまり汗をかくことがなく、代謝量が低めだったからという人もいます。
おそらく辛いもので汗ばんだり、咳き込んだりして、全身の血の巡りをよくして、体内の毒素を殺菌し排出しようとする意図があったのでしょうね。

ウソかマコトか唐辛子を日常的に食べることで全死亡率やがん死のリスクが減ることが中国での研究で明らかにもなっているというのも興味深い

また香辛料の香りは、脳内麻薬とも言われるエンドルフィンというハッピーホルモンを分泌し、脳をリラックスさせてストレス、身体の痛みを解放してくれます。
華やかな香りのする花椒も、精神安定やホルモンバランスを整える効果があるとして古くから漢方薬に使われていたことを考えると、四川料理は身体にも心にもよい料理と言えそうですね。

日本の辣子鶏は本場の物に比べると辛さもマイルドですが、それでも食べ過ぎは翌日のトイレが辛くなるかもしれません。無理はくれぐれも禁物です。

シェフドクターピエールのInstagram 【@chefdoctor_pierre】はこちらから!

 

“Razuji”, fried chicken with red pepper & sichuan pepper, is the example of Sichuan cuisine.And the amount of pepper is quite unusual.

The characteristic of Sichuan cuisine is “Mala”.
“ma” means sichuan pepper and “la” means red pepper.Sichuan has short hours of sunshine, so people started to eat spicy food to sweat and increase their metabolism.

In modern times, studies.in China have shown that eating red peppers on the daily basis reduces mortality and cancer risk.

The spice scent secretes the happy hormone called “endorphin” to relax the brain.Considering that flower pepper also have the effect of stabilizing mental and hormonal balance, Sichuan cuisine can be good for our both body and mind.

〔シェフドクター PierreのBiography〕

料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフや美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ及びボルドーワイン騎士団コマンドリー、ブルゴーニュワイン騎士団シュバリエ、シャンパーニュ騎士団シュバリエと各団体から名誉ある騎士号を叙任している。またパリ発祥で国内No1ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンで’ワインと究極のアンチエイジング’の講座も担当している。

医師としては国内のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療でアーティストや財界人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどの鍼の名手で東洋医学にも造詣が深い。

渋谷セントラルクリニックエグゼクティブディレクター
日本抗加齢医学会専門医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)、日本麻酔科学会専門医

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