フキノトウ(蕗の薹) ふきのとう

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早春の土手や野原に顔を出しているフキノトウを見て春を感じることが出来ます。フキノトウは春を告げる日本原産のキク科の山菜です。
フキノトウは独特な芳香と苦みがあり、それを利用して香辛料として使用したり、天ぷらや和え物など早春の食材として古くから利用されています。
フキノトウは花が咲く前のつぼみの部分のことで、花が咲いた後に地下茎から伸びる葉が出てふきになります。

栄養素

フキノトウはカリウムを多く含んでおり、ナトリウム(不溶な塩分)を排泄する効果があり、足のむくみなども取り除いてくれます。
フキノトウには独特な苦みがあり、この苦み成分はアルカノイドとケンフェールなどです。
フキノトウの香り成分はフキノリドという成分です。

フキノトウの主な栄養成分(可食部100gあたり)

・水分・・・・・・・・・85.5g
蛋白質・・・・・・・・2.5g
脂質・・・・・・・・・0.1g
炭水化物・・・・・・・10.0g
カルシウム・・・・・・61㎎
マグネシウム・・・・・49㎎
カリウム・・・・・・・740㎎
リン・・・・・・・・・89㎎
鉄分・・・・・・・・・1.3㎎
カロテン・・・・・・・390㎍
ビタミンE・・・・・・3.3㎎
ビタミンB1・・・・・・0.1㎎
ビタミンB2・・・・・・0.17㎎
ビタミンB6・・・・・・0.18㎎
葉酸・・・・・・・・・160㎍
ビタミンC・・・・・・14㎎
食物繊維・・・・・・・6.4g

効能・効果

フキノトウは抗酸化作用の効果があるルチンなどの物質が含まれており、動脈硬化など種々の生活習慣病を予防する効果があります。

フキノトウにはカリウムが豊富に含まれており、カリウムはナトリウム(塩分)を排泄し、高血圧に効果があります。

フキノトウの香り成分であるフキノリドには、胃腸の働きを良くする健胃効果があります。

苦み成分であるアルカノイドは肝機能を強化し、ケンフェールには、発がん物質を抑制する効果があります。

東洋医学的側面

・寒熱:寒(体の熱を冷ます)
・臓腑:肺・大腸・肝
・五味:苦(気を降ろす、固める作用)
・毒性:なし

鎮咳化痰、健胃、清血、解毒

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

フキノトウは大変あくが強いので、お浸しや和え物などには、まずあく抜きをする必要があります。あくを抜くためには、塩を加えたお湯で34分くらい下ゆでをして、すぐに冷水に放ちしばらくさらしておきます。 

天ぷらなどにする場合には、あく抜きなどは必要なく、そのまま他のてんぷらと同様に揚げて下さい。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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