ウコンに魅せられたドクターがつむぐコスメの新しい世界
皮膚科教授が開発し、世界中のドクターに愛されるOMNICUREの軌跡
<全ての始まりはUCLAから>
OMNICUREは、全米トップクラスの皮膚科であるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授のヘン博士が様々なお肌のトラブルを抱えた方にも安心して使っていただける自然由来の有効成分を目指して1990年代に開発が始まりました。
<OMNICURE 開発秘話>
カレーのスパイスで知られるターメリック(ウコン)の黄色色素でポリフェノールの一種であるクルクミンに強い抗酸化作用が認められるという可能性を知った教授は、クルクミンを使ってお肌の治療をできないか考えました。というのも、肌の弱い患者さんにはケミカルな成分の長期間使用は馴染まないという強いポリシーから、ナチュラルでありつつも高機能な成分を開発したいと考えていたからです。
大地の恵みであるターメリックは抽出しても簡単には皮膚に吸収されることなく長い間に渡って研究が進められました。開発初期には大学だけではなくご自宅のキッチンでも日々試行錯誤されていたそうです。
そして最後の最後にクルクミンを特殊な製法でジェル状に抽出することによりステロイドなどのケミカルな成分ではなく自然の力で細胞の一つ一つに働きかる成分を作ることに成功しました。
<研究の成果が世界的な皮膚科雑誌に認知される>
数十年にもわたる研究の結果、数々の論文が世界的な影響力のある超一流の皮膚科雑誌に掲載されました。
2000年 英国皮膚科学会誌にてPhK選択的阻害成分としてウコン抽出成分の効果を検証
2010年 国際皮膚科学会雑誌にて光老化と抗がん効果についてレポート
2011年 国際皮膚科学会雑誌にて創傷再生の効果について検証
2013年 国際皮膚科学会雑誌にて光線性皮膚障害、やけどの効果について検証
また独自の作用メカニズムはアンチエイジングの世界でも注目され米国アンチエイジング医学会の教科書にも採用されています。米国をはじめとする諸外国では皮膚の弱い患者さんを診療している先生の間でとくに有名でクリニックを中心に販売されています。
<日本人のための特別な研究>
世界中で20年以上のロングセラーとなっていたオムニキュアですが、日本で使用されるようになったのはここ数年のことです。
2009年にアンチエイジングクリニック、つまり老化症状を治すクリニックとして開業した大友博之先生が海外のUCLAの先生が開発したクルクミンを使ったすごい化粧品があるらしいと旧知のドクターより話を聞いたことに端を発します。
その後に間は空きましたが、大友先生が酒さ様皮膚炎(ニキビと赤ら顔が特徴的な難治性の皮膚の病気)になったことから話が急展開します。
そもそも大友先生が酒さ様皮膚炎を発症したのは、地中海料理の研究をしにイタリア、南仏のシェフのもとを廻り研鑽を積んでいたときのことでした。
原因不明の腹痛に始まり、強い紫外線を浴びたことで顔に突然ひどい皮膚の症状が現れたのです。
最初は日焼けか肌荒れくらいに思っていたようですが、半年以上経って酒さ様皮膚炎と診断されるに至ります。診断はついたものの、国内のどの病院に行っても改善しなかったことから困り果てていたところヘン先生のことを思い出したのです。
大友先生はそこでロサンゼルスまでヘン先生に診てもらうことを決断し、その後そこでクルクミンを使った化粧品について出逢っただけでなく、健全な皮膚は食事や衣類の影響やマイクロバイオーム(腸内細菌、肌細菌バランス)に関係していることを学ぶことになります。
使い続けるうちにその素晴らしさを日本に広めたいと思った大友先生は同僚の河村優子先生に相談しました。化粧品として繊細で薄い肌を持つ日本人が使うためには、様々な成分の調整が必要であることを知り共同開発を行いました。
その結果、肌に刺激的な成分の調整、テクスチャーの調整を通じて年齢や肌タイプを問わずにご使用いただけるオムニキュア化粧品が誕生しました。
【続編】ウコンの魅力、腸内環境の重要性に取りつかれた大友先生が始めたのが、医膳スープとカレーのお店。