ビール びーる

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ビールは発泡性の醸造酒で、大麦を発芽させた麦芽を糖化させたものに、苦味の元であるホップを加え、ビール酵母で発酵させます。世界各国で作られていますが、最も一般的な色の薄い「淡色ビール」、麦芽の糖分を加熱しカラメル化した濃厚な味わいの「黒ビール」、麦芽、ホップ、ビール酵母の他に砂糖などの他の糖分を加えてアルコール分を高めた「スタウトビール」などがあります。
ビールは暑い夏が一番おいしいですが、一年中楽しむことができます。

栄養素

ビールのほとんどは水分ですが、それ以外にはミネラルやビタミンなどが豊富に含まれています。ビタミンの中では、特にエタンパク質や脂質の代謝に関与するビタミンB2、アミノ酸や脂肪酸の代謝に関与するB6などのビタミンBの仲間を多く含んでいます。

女性ホルモンのエストロゲンに似たフィストロゲンという成分が含まれています。

そのほかに、骨密度を高める効果のあるケイ素、抗酸化作用のあるポリフェノール類などを含んでいます。

ビール(淡色ビール)の主な栄養成分(可食部100gあたり)

効能・効果

更年期障害の改善作用:ビールのホップに含まれるフィストロゲンの作用で、更年期障害の症状の他、冷え性や肩こりなどの女性特有の症状を防ぐことができます。
骨を強くし骨粗しょう症を予防します。:ビールに多く含まれるケイ素は骨密度を高め、骨を強くする効果があります。また、ホップ由来のイソキサントフモールには骨密度の減少を抑制する効果があります。
アルツハイマー病の予防:ケイ素が体内の有害な金属の蓄積を抑えて、アルツハイマー病などの神経変性性の疾患を予防します。
疲労回復:エネルギー代謝に関与するビタミンB群を多く含んでいるため、効率的にエネルギーを補給し、疲労を回復させる効果があります。
老化防止:ホップに含まれるイソフムロンやキサントフモールなどのポリフェノールを多く含んでいるため、老化を防止するほか、がんなどの予防にも効果があります。

東洋医学的側面

  • 寒熱:涼(穏やかに体の熱を冷ます)・平(体を温めも冷やしもしない)
  • 昇降・収散・潤燥:昇(気や熱を上昇させる)・散(気を体の外へ出す作用)・潤(体を潤す性質)
  • 臓腑:脾・胃・心・肺・腎
  • 五味:苦(気を降ろす、固める作用)・辛(発散、気を巡らせる作用)
  • 毒性:なし

鬱積した状態を解きほぐします。
利尿作用があります。
胃を丈夫にし、食欲を増進させます。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

ビールには、他のアルコール飲料と比べてプリン体が多く含まれているため、飲みすぎると尿酸値が上昇し痛風になるリスクが高くなるので、注意が必要です。
タンパク質やミネラルを一緒に摂取することを心がけるとよいでしょう。

参考文献

  • オールガイド食品成分表 実教出版
  • 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  • イラスト 基礎栄養学(第2版)大口健司・小野廣紀・田村明著(東京教学社)

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