イシペディア [IshiPedia] > 食事学と医療の大辞典 > DRピエール大友の最強健康管理学 > 子どもにとっておやつは軽食。大人のおやつの摂り方は?

子どもにとっておやつは軽食。大人のおやつの摂り方は?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

    おやつは間食のことで、名前のとおり食事と食事の間にとるものです。間食は3度の食事では摂取できない1日に必要なエネルギーや栄養素を補う目的で摂る食事をいいます。

    特に子どもの場合はも小さく食べ物を消化する機能もまだ未熟ですので、一度に多くの食べ物を食べることができません。そういった点からは子どもにとってのおやつは軽い食事ともいうことができます。

    幼児期のカラダは未発達で一度にたくさん食べても栄養価の高いものを食べたとしても、胃や腸がそれらを消化・吸収することができません。集中力がなく食べることに疲れたり、飽きたりすることで食事を中断する子どももいることから、なかなか3度の食事だけではきちんと栄養を補給することができなくなっています。

    そこで重要になるのがおやつ。子どものおやつには食事で摂り切れなかった栄養の補給源という意味合いが強くあります。こういった子どもの間食は1日のエネルギー必要量の10〜20%程度が目安とされます。


    一方、成人の間食は栄養補給というよりも、気分転換や生活に潤いを与えたり、労働の緊張を和らげることなどを目的とすることが多いようです。当然、食べ過ぎには注意しなければなりませんが、一般的に約200kcalを目安に調整するとよいとされています。

    ただし、 成人の場合でもアスリートや重労働者の方にとっての間食はエネルギーを補う意味合いがあります。そういった点では活動量が多い人はこまめにエネルギーを補給することも必要です。アスリートはお食事もトレーニングの一環と言えるほど重要です。食間に間食を摂ることによって、疲労回復やケガの予防にもつながっていきます。

    ただ電車も車もなかった時代とは異なって、現代人はかなり動いたと思っていてもおやつを摂るほどの活動量ではないことも覚えておいて欲しいです。

    間食のおすすめの摂り方は、1日の栄養素のバランスを考えて間食のメニューを決めることです。大人の場合は回数も1日に1回がよいかと思います。間食というぐらいですから、食事と食事の間の時間を考えながら回数を決めて、規則的な時間に食べるようにしましょう。間食の量が増えることで食事の量が減り、必要な栄養素が不足する可能性もあります。目的を理解して上手くお食事と組み合わせていくのがよい間食のコツといえます。


    つい甘いケーキやチョコレートを思いうかべる人も多いかもしれませんが、お菓子はエネルギーの高いものが多いので摂取しすぎに気をつけましょう。例えば、食物繊維が不足していると感じる場合にはさつまいもなど、ビタミンが不足しているなと感じる時はフルーツなど、不足している栄養素を補う感覚で選ぶのがよいかと考えます。

    子どものおやつについては特に味の濃いものは控えるようにして頂きたいとおもいます。子どもが濃い味のものを食べ始めると味蕾の働きがわるくなり、薄い味の識別ができなくなってしまうことがあります。またスナック菓子の食べ過ぎも亜鉛が体内から失われていくこともあるので、結果として濃い味を好むようになることも見受けられます。

    そういった観点からは、濃い味のものや添加物があまり入っていないもので、フレッシュなフルーツやナッツなどから選ぶのがお勧めです。

     

    大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

    日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

    免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどハリ治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

    またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

    この記事を書いた人

    関連するカテゴリ

    おすすめ記事

    関連する記事はこちら