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完全無農薬の難しさを体現する稀有なシャンパーニュ

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残留農薬のないことが証明されたシャンパーニュ

重慶飯店の李オーナーにお誘い頂き、至高のシャンパン アンリ・ジローの会へ
アンリジローは昔からヨーロッパの上流階級で愛飲されてきたことで有名ですが、今日は唯一無二の驚くべきポリシーについてコメントしたい。

ボトルの裏ラベルにあるOKマークは、
130項目にわたる分子レベルの検査の結果、農薬や除草剤、殺虫剤、防カビ剤に由来する成分の含有量が0であることを証明するもの。
また、QRコードからも検査結果を簡単に確認することが可能になっていることも驚き。

残留農薬はフランスワインの90%から検出されたニュースや、ワインにヒ素や水銀が混入していたというアメリカでの裁判もあり、多くのワインラバー が気にしていること。

さらにアフラトキシン などのカビの毒はアルコールよりも肝臓を傷つける最悪の物質なことから要注意なのです。

どんなに気を付けていても、自社以外の周りの畑や水から汚染される可能性も秘めており、
単にオーガニックで造っているだけでは解決しきれないことまで踏み込んで無農薬にこだわっているアンリジロー 社には拍手をあげたい気分。

重慶の豆豉を使った逸品

このシャンパーニュにピッタリだったのが真鯛の蒸し物。

豆豉の故郷とも呼ばれる重慶の豆豉を使った逸品は、フランスと中国、お互いの土地へのリスペクトが感じられる偉大なマリアージュでした!

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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