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マメに豆を食べると癌にかかりにくくなるという話

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大豆を食べてがんを予防する!

ということで”揚げ出し豆腐と揚げ納豆”のW大豆のお料理。

Dr.ピエールとしてはカリッと上がった食感とお豆腐そのものの味を楽しみたいので、少なめの出し汁に片栗粉でとろみをつけてソースのようにしてみた!
お約束のようだけどワインに合わせたくて、かつお出汁と赤ワインとレモングラスで風味づけ。

レモングラスは免疫力アップにつながるビタミンCが豊富なうえ、シトラールの抗菌作用で風邪の予防にも効果的。
トマトとも相まって、ほんのりと香る柑橘感がとても爽やかでお豆腐にも合うのです。

そして大豆には強い抗酸化作用を持つ”フィチン酸”が含まれていて、細胞の酸化を防ぐほか、がん細胞の発生と増殖を抑える効果がある。
大豆にとっても多く含まれている食物繊維が腸内環境を整えてくれるのも、がん予防において大事なこと。
なぜなら、がん細胞に対抗する”免疫”の約70%は腸に存在しているから。

さらに納豆菌がウイルスの働きを抑えるうえに、大腸がんをはじめとする多くのがんの要因となる悪玉菌を減らし、善玉菌を増やしてくれる効果も。
つまりお豆腐と納豆は、がん予防に最強の兄弟コンビというわけです。を食べすぎた時は、翌日はこんな感じで調整するのも良いですよ。

ところで…。
豆が腐る、と書く豆腐。
豆が納まる、と書く納豆
…どう考えても名前が逆じゃないかと長年思っていたのだけど、「腐」には腐るだけでなく液状のものが固形状になったやわらかいもの、という意味もあり、お寺の「納所」で作られていたから「納豆」になったという説があることを最近知った!

揚げ出し豆腐 医食同源レシピ

【材料】
木綿豆腐 : 300g
納豆 : 1パック+小麦粉小さじ1
片栗粉、小麦粉 : 各大さじ2…混ぜておく
水溶き片栗粉 : 片栗粉と水を小さじ1ずつ
トマト : 1個
揚げ油 : 適量

(A)
カツオだし : 150ml
醤油 : 大さじ1
乾燥レモングラス : 5〜6本
赤ワイン : 大さじ3

【作り方】
① 耐熱皿にキッチンペーパーを敷いて豆腐を乗せ、ふわっとラップをかけて600wで2分加熱する。

② 小鍋に(A)の材料を入れて弱火にかけ、10分ほど加熱し、水溶き片栗粉を混ぜ入れてとろみをつける。

③ 豆腐の水気を拭いて片栗粉と小麦粉をまぶし、180度の油で周りがカリッとするまで揚げる。

④ 納豆に小麦粉を入れて混ぜ、スプーンで1杯ずつすくって同じ油で1分ほど揚げる。

⑤ お皿にスライスしたトマト、豆腐、納豆を盛り付けて②のタレをかけ、レモングラスをあしらう。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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