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血糖値を上げにくい甘味料「アガベシロップ」 あがべしろっぷ

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アガベとはメキシコ合衆国に広がる植物のことで、その種類は250以上にものぼります。

アガベシロップは、生活習慣病予防など健康を重視する現代人に適した甘味料として急速に人気が高まってきています。

栄養素

一般的に甘味料はGI(血糖値上昇数)が高いのですが、アガベシロップは血糖値上昇数が21と低いのが特徴です。そのため穏やかに血糖値を上昇させることでインスリンコントロールに効果的です。そして甘さも砂糖の1.3倍もあるため、使用量を25%少なくすることができ、カロリー摂取を抑える効果があります。

また、アガベシロップはビフィズス菌を増やす効果もあります。ビフィズス菌は腸内の善玉菌で、腸内を酸性に保つ働きを担い悪玉菌の繁殖を防ぎます。また、ビフィズス菌は蠕動運動も促進し便秘を予防するほか、腸内環境を良くすることで美肌効果にもつながります。その他にも余計な脂肪を分解したり、免疫機能を調整して外から入ってくるウイルスから体を守る効果もあります。

そして、アガベシロップにはビタミンC2種のポリフェノールとサポニンが含まれています。これらの抗酸化物質の含有率はその他の天然甘味料よりも高く、高い抗酸化作用が期待できます。

アガベシロップの主な栄養成分(100gあたり)

・エネルギー・・・308Kcal
たんぱく質・・・0g
脂質・・・0g
炭水化物・・・77.1g
ナトリウム・・・6.6mg

効能・効果

ダイエット効果:砂糖よりも甘味が強いため、少量の使用でカロリー摂取を抑えることができる。

糖尿病予防:GI値が低く血糖値の上昇が緩やかなため、インスリン分泌が過剰にならず糖尿病を予防する効果がある。

便秘予防:ビフィズス菌が腸内環境を改善し、蠕動運動を促進することで便秘を予防する。

アンチエイジング:アガベシロップは抗酸化作用が高く体内の酸化を抑え老化を予防する

東洋医学的側面

・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
・五味:甘(補い滋養する作用)・微辛(やや発散、気を巡らせる作用)
・毒性:なし

 潤肺・止咳・化痰

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

アガベシロップは常温で保存できます。開封後は1年以内に使い切るようにします。

アガベシロップは、砂糖に比べて使用料が25%低く抑えられるため、カロリー摂取を調整できます。和食やお醤油との相性がとても良いので、アガベシロップを使えば本格的な和食を作ることができます。また、水にも溶けやすいので普段から料理の調味料として使用できます。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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