プリン体と痛風が心配なら「焼酎」 しょうちゅう

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焼酎は、発酵によってつくられたアルコールを蒸留した蒸留酒の一種です。
連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎があります。連続式蒸留焼酎は、ホワイトリカーとも呼ばれ主にサトウキビなどを原料として発酵させたアルコールを複数回蒸留したもので、アルコール度数も35度と高くなっています。単式蒸留焼酎は、サツマイモ、おおむぎ、黒砂糖、米などを原料としています。蒸留は1回だけなので、アルコール度数は25度と連続式蒸留焼酎と比べて低く、原料のうま味や香りが楽しめます。各地で作られている本格焼酎や沖縄の泡盛などが単式蒸留焼酎です。
焼酎は季節を問わず一年中楽しめます。

栄養素

焼酎はアルコールを蒸留しているため、他のアルコール類に比べて含まれる栄養素が少ないのが特徴です。

そのまま飲むことの多い本格焼酎などは、1回蒸留しただけの単式蒸留焼酎なので、アルコール以外の成分も含んでおり、それが焼酎の香りや味わいに貢献しています。

また、単式蒸留焼酎にはプラスミノーゲンやウロキナーゼなどの酵素が含まれています。

焼酎(単式蒸留焼酎)の主な栄養成分(可食部100gあたり)

エネルギー・・・146kcal
水分・・・79.5g
・アルコール・・・20.5g

効能・効果

動脈硬化を予防する:プラスミノーゲンは、体の中で血液が凝固した血栓などを溶解する働きを持つプラスミンという酵素に変換されます。プラスミンは血液の流れをよくし、血管内にコレステロールや中性脂肪が蓄積するのを防いで、動脈硬化を予防します。また、タンパク質分解酵素の一つであるウロキナーゼにも血液の凝固を防ぐ効果があります。

痛風予防:アルコール飲料の中ではプリン体の量が少ないため、焼酎は痛風になるリスクが少ないお酒です。

東洋医学的側面

・寒熱:温(穏やかに体を温める)
・昇降・収散・潤燥:昇(気や熱を上昇させる)・散(気を体の外へ出す作用)
・臓腑:脾・胃・肝・腎・心
・五味:甘(補い滋養する作用)・辛(発散、気を巡らせる作用)
・毒性:有毒

胃の調子を整えます
冷えを解消します
血の巡りを良くします

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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