ローマ軍が愛したオイスターを食べてみた
ヨーロッパの平たい牡蠣
高価なワインを何万本もストックできる超巨大なワインセラーを見学しにオランダへ。
お誕生日年のボルドーを開けていただいたり、シャンパーニュのデキャンタ前後を比べて楽しんだり、それはそれは楽しい社会科見学でした。
散々、ワインを楽しんだ後はヨーロッパ中からトップモデルが訪れるというお店でランチ。
そこで最初に供されたのが平たい牡蠣。
牡蠣はクルーズやマガキと呼ばれるタイプのものと、ブロンと呼ばれる平べったいヨーロッパヒラガキの二つに分けることができます。
日本の牡蠣は色も乳白色でクリーミーなお味ですが、ヨーロッパのは色も青みを帯びていて食感もしっかり、塩味も強い普段お目にかからないテイスト。
兵士の疲れた体を癒した食材
そしてこれがシャンパーニュや白ワインとピッタリ合うわけなのです。
単体で食べるなら日本の牡蠣も素晴らしいのですが、ことワインのマリアージュとなるとこちらに大きく軍配を上げたくなりました。
かつてはローマ軍に重用された歴史を持つ牡蠣は亜鉛も多く、疲れた身体を癒しエネルギーをチャージするには最適だった食材。ピエールも勝利の美酒であるシャンパーニュとこの牡蠣を兵士達がこんな風に楽しんだのかと歴史に想い馳せながら有り難く頂戴しました。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ