⑤ パーキンソン病のリハビリにボクシングやタンゴをお勧めするわけ

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【DRピエール大友と余郷先生の対談動画はこちらをclick】

Dr.ピエール大友 (イシペディア編集長)
パーキンソン病の薬物、お薬を使った治療や手術ついてお話をお伺いしてきました。けれども、体の動きが悪くなると言うことはリハビリテーションも重要なんですよね。

Dr.余郷(曙ホームクリニック院長)
そうですね。リハビリは内服薬、お薬の治療と同じぐらい同等の効果があると言われていますので、パーキンソン病の治療においては二本柱の一つです。

Dr.ピエール大友
お薬とリハビリは同じぐらい重要。

Dr.余郷
お薬だけ飲んでいてもリハビリをしないとそれだけ効果も半減してしまうことになります。

Dr.ピエール大友
リハビリも色々とあるわけですが、筋トレをすればいいのか、有酸素運動をしたらいいとか。。。

具体的にはどんなリハビリをしたら良いのですか?

Dr.余郷
基本的には理学療法士さんと一緒におこなう関節可動域の運動でしたり。

Dr.ピエール大友
体がちゃんと広範囲に(拘縮することなく)動かせているかどうかですね。

Dr.余郷
他には筋トレみたいなものでしたり、ベーシックな一般的なリハビリは必要です。最近は学会などでは毎年色々な新しいもの、例えばタンゴ、太極拳、ボクシングとかが紹介されています。

Dr.ピエール大友
タンゴ!ダンスのタンゴですか。

Dr.余郷
そうです。そういうものが効果があると出てきているので、どこかに行きリハビリしなくてはいけないような考えだけではなく、色々なサークルなどに参加してみることも大事かなと思います。

Dr.ピエール大友
運動療法と言うのは身体を動かすことの効果以外に、そうしたコミュニティにいるというのことも重要ですか?

Dr.余郷
はい。タンゴによる高揚感を味わうとか、趣味を持つことも大事だと思います。タンゴはそうだと思うんですけどハグをするとか、そういう事があるとドパミンも自然と出やすくなりますので改善効果があると思います。

Dr.ピエール大友
それは好きな人とハグしないとダメですよね。嫌いな人とハグしたらドパミン出ないとか?

Dr.余郷
どうでしょうね。パーキンソン病の方を診ていると緊張すると体が硬くなったり、震えが強くなったりと言うことがありますので。好きなことをすると言うことが大事かなと。

Dr.ピエール大友
好きなことをしたほうが良いね。確かに嫌いな人と抱き合う必要はないですね。

Dr.余郷
はい。

Dr.ピエール大友
話は戻りますが、タンゴはハグをするのも良くて、ダンスの動きそのものもいいと言うことですね。

Dr.余郷
そうですね。タンゴは動きそのものがいいですし、パートナーがいらっしゃるから転びそうになっても支えてもらえると言うのが利点だと思いますボクシングは危ないと思われていますが、逆に相手がいますのでパーキンソン病の姿勢反射障害で転びやすさをカバーするような運動と言うが大事になります。

Dr.ピエール大友
タンゴは音楽がかかっていると思いますが、音楽はどうなんですか?

Dr.余郷
そうですね。タンゴのリズムがいいのかは難しいですが、パーキンソン病では音のキューと言うのが言われています。

Dr.ピエール大友
キュー、つまり刺激ですね。

Dr.余郷
刺激ですね。イッチニ、イッチニ、と言うリズムがあるだけでも足が出やすくなり歩きやすくなるので、音楽に合わせてするのはいいことだと思います。

Dr.ピエール大友
ところでリハビリ難民はいないのですか?

Dr.余郷
リハビリ難民ですね。受け入れ先がどうしても限られていてリハビリしたくてもなかなかできない方もいらっしゃいますし、体が動かなくてそういうところまで出向けないという方の訪問リハビリ等もあるのですが供給が追いついてないです。

Dr.ピエール大友
余郷先生は訪問リハビリをなさっていると思いますが、今後はどうですか?

Dr.余郷
リハビリと治療は二本柱ですので兼ね備えたいと思っています。

Dr.ピエール大友
素晴らしいですね。リハビリは薬物療法と同じぐらい重要と言うことですね。

Dr.余郷
はい。

Dr.ピエール大友
先生が取り組まれているヨガとパーキンソン病についてこのあとお伺いします。

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