⑤ パーキンソン病のリハビリにボクシングやタンゴをお勧めするわけ

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Dr.大友 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター
運動も色々あると思いますが、例えばヨガとかピラティスとかそういう姿勢を保持するようなのもいいんですよね。

Dr.余郷 曙ホームクリニック院長
私が最初にヨガに出会ったのはトライアスロンをしていたころにトレーニングの一環として始めました。
ヨガはフロアーで座った状態だったり、寝た状態だったり、四つん這いだったりと安定した状態でのポーズがたくさんあるので、転倒しやすいパーキンソン病の人に向いているのではないかと思っています。そのためヨガをもう少し極めようと免許を取得しているところです。そろそろ免許を取れるのですが、実際始めて良かったと思うことのひとつとして、ヨガは非常に呼吸を重視していることです。
パーキンソン病の方は手足が固くなると同時に胸郭の動きも減ってしまい呼吸が浅くなり声も小さくなりますので、呼吸をしっかりすることで効果が期待できると思います。これから積極的にパーキンソン病のヨガプログラムをしたいとなと思います。

Dr.大友
素晴らしいですね。

Dr.余郷
ヨガの先生達にパーキンソン病のことをよく知って頂こうと言う活動もしていて、講師をしています。

Dr.大友
呼吸をすると自律神経にもいいですよね。

Dr.余郷
そうですね。パーキンソン病に対してヨガは自律神経にもいいですし、精神面でも病気を持っているストレスに対してもアプローチすることできると思います。

Dr.大友
なるほど。心理社会的な要因と身体的な要因と科の組み合わせで良さがあると言うことですね。

Dr.余郷
そうですね。

Dr.大友
これからも一つのジャンルとしてヨガとパーキンソン病については開拓していくつもり?

Dr.余郷
はい、予定です。

Dr.大友
ありがとうございました。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどハリ治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

余郷麻希子 曙ホームクリニック院長

日本神経学会専門医、日本認知症学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本抗加齢学会専門医、日本医師会認定産業医、日本体育協会スポーツ専門医、がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会終了
1979年新宿生まれ、新宿育ち。
東京慈恵会医科大学卒業
東京慈恵会医科大学大学院卒業
東京慈恵会医科大学葛飾医療センター神経内科医長

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