【魂のスープ】ホスピス病棟にお届け
地産地消にこだわった蒸しスープ
Dr.ピエールが医食同源をライフワークに掲げて活動し始めて5年が経ちました。
医療の進歩と共にお薬や施術のことを話す時間が増え、その一方でお食事やライフスタイルの話をすることが減ったことを実感したのがスタートしたキッカケです。
そこで慈恵医大の仲間たちと対談形式で病気のことやお食事のことを話すイシペディアというウェブメディアやYouTube、Instagramを始めました。
コロナ禍で撮影も含めて対外活動は大きく制限されたのですが、今回2023年5月に静岡県富士市に位置する川村病院にてホスピス病棟の方々に “魂のスープ” をお届けすることができました。
川村病院は2021年度グッドデザイン賞を受賞した素敵な病棟とホスピタリティーあふれる医療スタッフで素敵なホスピスを運営されています。
終末期の患者さんの心に響くスープを
今回は地産地消の食材を使って、少しでも心に響く時間を過ごしてもらいたいというテーマでした。
アメーラのトマトウォーター、桜エビでお出汁を取り、桜エビ団子、キクラゲと全て富士近郊の地元の食材たちを8時間かけて蒸しあげたスープです。
正直なところ、在院日数が2週間と人生の最後を迎えている方々にお食事を出すことは緊張を伴いました。
そんな私たちの気持ちを汲んでくださったのか、食が細くてあまりものが通らないとおっしゃっていた方が美味しい美味しいと言ってスープを飲み干してくださったり、もう少し塩があった方が美味しいねとかたくさんのフィードバックを賜りました。
医食同源というと医師目線で健康長寿の為には何が良いという議論になりがちなのですが、あらためて食べるということの意味を考え直すことができました。
川村病院の皆様、ご協力ありがとうございました。
また今後も定期的にこのような企画をしていくつもりですので、ご賛同、ご協賛いただける方がおられましたらよろしくお願いいたします。
【魂のスープ】
駿河湾の桜エビ、富士市のきくらげ、静岡産アメーラトマト、静岡産富士ミネラルウォーター
川村病院 川村雅彦先生と
緩和ケアについて川村先生と対談した内容を動画でまとめております。以下からご覧ください。
緩和ケアの栄養療法~お食事で気をつけること~
川村病院
静岡県富士市中島327
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ