女性に嬉しい効能だらけの「キヌア」 きぬあ
キヌアは雑穀ですが五大栄養素や必須アミノ酸などがバランス良く含まれています。キヌアは、南米のアンデス山脈一帯を原産とし、昔からその一帯の住人の主食として食べられてきました。キヌアは穀類と思われていますが、ホウレンソウなどと同じアカザ科の植物です。キヌアは栄養価が高く、グルテンフリーでアレルギーになりにくいとされています。
栄養素
キヌアは、良質の蛋白質や食物繊維、ビタミン類などたくさんの栄養素を含んでいます。蛋白質は牛乳の4倍、食物繊維はキャベツの3.4倍も含まれています。9種類ある必須アミノ酸すべても含まれており、フィトエストロゲン、ナイアシン、マグネシウム、リン、ビタミンB1,B2、Eなど多くの栄養素を含んでいます。
キヌアの主な栄養成分(可食部100gあたり)
・蛋白質・・・・・・・・13.4g
・脂質・・・・・・・・・3.2g
・炭水化物・・・・・・・69g
・食物繊維・・・・・・・6.2g
・カリウム・・・・・・・580㎎
・カルシウム・・・・・・46㎎
・鉄分・・・・・・・・・4.3㎎
・ビタミンB1・・・・・・0.45㎎
・ビタミンB2・・・・・・0.24㎎
・ビタミンB6・・・・・・0.39㎎
・葉酸・・・・・・・・・190㎍
・カリウム・・・・・・・580㎎
・カルシウム・・・・・・46㎎
・マグネシウム・・・・・180㎎
・リン・・・・・・・・・410㎎
効能・効果
キヌアに多く含まれているビタミンB2は、皮膚や粘膜の保護に役立ち、鉄分も豊富に含まれているため血色が良くなります。また、豊富に含まれる食物繊維が美肌に大敵な便秘に効果を発揮します。
キヌアには女性ホルモンに似た働きをするフィトエストロゲンが含まれており更年期障害や骨粗鬆症の予防、肌の潤いや保持など抗酸化作用に効果が期待されます。
キヌアに含まれる亜鉛が、女性の貧血や冷え症を緩和する効果が期待されます。また、血流を良くするために役立つビタミンEやサポニン等も含まれており血行を良くする効果も期待されます。そして、リノレン酸やオレイン酸が含まれており、アレルギー症状の緩和に効果があります。
栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法
キヌアの種子はサポニンで覆われているため、まず水にさらしてサポニンを取り除いて下さい。サポニンが残っていると苦いので、サポニンが無くなるまで洗います。サポニンが残っていると泡立ちますので、泡立たなくなるまで水を取り替えながら洗って下さい。
キヌアを茹でるには、キヌア1:水2の割合に塩をほと摘み入れ、鍋に蓋をし強火で茹でます。沸騰してからは弱火にし、10分から15分茹でてザルにあけ水気を切ります。硬さはお好みで、柔らかい方が好きな方はザルにあげずにしばらく蓋をして10分ほど蒸らして下さい。
キヌアは茹でた物を密封容器に入れて、冷蔵庫で保存するかまたは冷凍庫で保存します。冷蔵庫での保存では2日~3日、冷凍庫での保存では2~3週間保存できます。保存する場合使いやすいように、小分けで保存しておくと便利です。