生命力を上げるのに最強なスッポン

人間に必要な栄養素の多くが取れることから’生命の泉’や’歩く漢方薬’とも呼ばれるスッポン。
なんと2億年も前から姿形を変えず現在に至るというから恐るべし生命力。

スッポンと言えば何といってもスタミナ作りのイメージ。
実際のところスッポンに含まれる亜鉛はホルモンのパワーアップ、良質なタンパク質は免疫力を高め、ビタミンBは血流をサポート、ビタミンEは抗酸化作用とカラダに良いものが全部揃った食材。

それに山の恵みである山菜がたっぷり入っているのだから、ポリフェノールや食物繊維も一緒に取ることで元気にもなれるし、見た目も若返るしで”生命力を上げるのに最強料理”の称号を与えたいくらい！

コロナ問題でレストランのテイクアウトが多くありましたが、このお料理はお客さんに健康でいて欲しいという“美味しい”以外のメッセージも聞こえてきそうで家族で楽しく団らんをしながらいただきました。

滋養強壮のスッポン料理

今の日本における鍋料理の文化はスッポンから始まったと言われています。
1つの鍋を皆で囲むという文化は江戸末期になってようやく形成されたもので、それまで料理は1人分ずつを器に装うことが伝統的とされていたみたいよ⁉️
そこへきてスッポン料理が時代の変化とともに鍋料理になったことから、複数の人で鍋をつつきあう楽しさが広まっていったようです。

男性には滋養強壮、女性には美貌強化、子供には成長力がマシマシの良いことづくめのスッポン鍋を一緒につつけば家庭円満効果も期待できますね。

かんだ
東京都港区元麻布３丁目6−34

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療（precision medicine）を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ