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ワインとたこ焼き?飲みすぎた翌日のリカバリー術

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二日酔い対策にたこ焼き

10月はシャンパーニュ騎士団の会合など、ワインを飲む機会がとても多くなります。

パーティーで一本以上のワインを飲んだ後も、二次会に行くのが強靭な肝臓を持つ騎士団員たちの習わしです。

そんな私が二次会のお供として最近ハマっているのが、「タコシャン」です。

二次会で特に注意しなければならないのが、ビタミンB不足。
アルコールを分解する過程で、ビタミンBが大量に必要となるからです。
さらに、炭水化物を分解する際にもビタミンBは不可欠なため、三次会でラーメンを食べてしまうと、二重にビタミンBを消費してしまうことになります。

ビタミンBが不足すると、炭水化物をエネルギーに変えられず、乳酸が溜まりやすくなります。

その結果、二日酔いになり、翌朝のだるさやむくみがひどくなる原因となります。

たこ焼きが持つ優れた点

その点、たこ焼きはラーメンに比べて炭水化物の量が少ないだけでなく、タコに含まれるビタミンB、タウリン亜鉛、セレニウムによって、アルコールのデトックスも期待できるため、一石二鳥と言えます。

そもそも飲み過ぎなければ良いという話かもしれませんが、飲み過ぎた時のリカバリー方法として、頭の片隅に置いていただければ幸いです。

ちなみに、私は出汁をたっぷり使った明石焼きはブルゴーニュワインと、ソース味ならシャンパーニュと合わせるのが好みです。

滅多に二日酔いにはならない私ですが、どうしてもという時は、グルタチオン点滴や強ミノ点滴でシャキッとすることもあります。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ  

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