白きくらげ しろきくらげ

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きくらげは、木の株や根に寄生して腐らせる褐色腐朽菌の一種です。白きくらげは、シロキクラゲ科シロキクラゲ属という、黒きくらげと異なる種類です。八重咲きの花のような形で、市販品は不規則に乾燥させた無色の寒天のような乾物です。昔から高級食材とされてきましたが、最近は菌床栽培が可能になり、価格が安定してきました。国内では、長野などで若干栽培されていますが、ほとんどが輸入ものです。


栄養素

白きくらげは、黒きくらげや他のきのこ類と同様に、β-グルカンが豊富に含まれています。多糖類の不溶性食物繊維の一種で、腸の蠕動運動を活発にするだけでなく、免疫力向上や生活習慣病の予防に効果があると期待されています。
また、他のきくらげに比べ、ビタミンDが多く含まれています。ビタミンDは、食事から摂取したカルシウムが骨のもとになるのを助ける働きがあります。

白きくらげの主な栄養成分(可食部100g個あたり 1個約0.3g)

  • エネルギー・・・162kcal
  • 食物繊維・・・68.7g
  • 不溶性食物繊維・・・49.4g
  • ビタミンD・・・970μg

効能・効果

がん予防:β-グルカンは、がん細胞の増殖を抑える働きがあります。
便秘予防:不溶性食物繊維は、腸に入ってきた水分を吸収してふくらみ、腸の蠕動運動を活発にして便秘改善に貢献します。
呼吸器の強化:肌だけでなく、気管にも潤いを与えるため、空咳やのどの乾燥に効果的です。漢方薬としては、虚弱体質の人や疲れやすい人に処方されます。

東洋医学的側面

  • 寒熱:平
  • 昇降・収散・潤燥:潤
  • 臓腑:肺、胃、腎
  • 五味:甘、淡
  • 毒性:なし

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

湿気を嫌うため、キッチンペーパーなどで挟むようにして密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管します。保存して使いたいときは、乾物のほうが便利です。水に戻すと4~5倍になりますが、戻し時間は15分程度と短めにしておきましょう。黒きくらげと異なり、白く透明であるため、和え物やスープなどの料理だけでなく、デザートにも利用することができます。

参考文献

  • 色の野菜の栄養事典 吉田企世子
  • 日本食品大事典 杉田浩一他
  • 看護師のための漢方薬がわかる本 北村聖

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