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とり貝を食べればお酒にも強くなるしメタボも解決するよ

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貝でお酒が進むワケ

突然ですが、貝を食べているとお酒をつい飲みすぎる気がしませんか?

ピエールが考えるに、その理由の一つは貝にはうまみ成分のコハク酸が多いから。
ピエールがこの日”オバケ”サイズのとり貝に合わせたのはアンリオの2012ミレジメ。
シャンパーニュの酸っぱさとコクのあるうまみたっぷりのとり貝のマリアージュがたまらず、ワインが進むこと進むこと!


それでも一人当たりワインを一本飲んでも酔わなかった理由はおそらく貝に含まれるベタインのおかげ
なぜベタインがお酒に酔いにくくしてくれるかというと

①ベタインはホモシステインをメチオニンに分解
②メチオニンがアルコールを解毒する

ベタインはアルコールの分解を手伝ってくれるだけでも十分に有難いのですが、実はアンチエイジングにおいても重要な働きをしてくれます

貝は究極のアンチエイジング食材

先ほどのホモシステイン濃度は加齢とともに体内で増えていくのですが、増えすぎると心臓病、脳卒中、2 型糖尿病などのいわゆるメタボリック シンドロームになりやすくなります。

それだけでなくホモシステイン濃度はシワなどの肌の早期老化とも密接な関係もあるのです。
ベタインが豊富な貝類を食べるとホモシステインが分解されやすくなることから、メタボも改善、美肌になるということ…

まさにとり貝は美味しいだけでなく、究極のアンチエイジング食材とも言えるってことですね。

ちなみにこの日、お酒に酔うことがなかったピエールご一行は祇園のシャンパーニュバーに消えていったとのことですよ。

天ぷら松
京都府京都市右京区梅津大縄場町21−26

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ  

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