② 潰瘍性大腸炎はどんな人がなりやすい?

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Dr.大友 (渋谷セントラルクリニック総院長)
潰瘍性大腸炎は幾つぐらいでなるんですか。

Dr.菰池 (たまちホームクリニック院長)
若い方が多いです。10代、20代、30代の方が圧倒的に多いです。

Dr.大友
なるほど。
運動してるとか勉強し過ぎとか、なんか甘いものばっかり食べているとか、なんか潰瘍性大腸炎になりやすい方の特徴とかはありますか?

Dr.菰池
結構意外に診療してると勉強してストレスがかかっている10代の受験生は多いです。

Dr.大友
ストレスのかかる勉強。
運動のストレスより勉強のストレスとかあるんですか。

Dr.菰池
そうですね。
勉強の方が多い感じはするんですけど。
ただ最近プロ野球選手なんかでも潰瘍性大腸炎の方も何人か実はいらっしゃるんですね。

Dr.大友
なるほど。公表していらっしゃる方がいらっしゃるわけですか。

Dr.菰池
そうですね。
なので恐らくスポーツのストレスあるいは体のストレスっていうことも発症には起因してると思いますね。

Dr.大友
安倍首相だけでなく、アメリカの有名な大統領も潰瘍性大腸炎だったという話を聞いたことがあるような気がしますが。

Dr.菰池
よくご存じで。
アメリカのアイゼンハワー大統領って方が病気をカミングアウトされる方もいらっしゃいました。

Dr.大友
元々は海外に多い病気なんですか。
日本は急激に年間4~5000人というペースで増えてるという話でした。

Dr.菰池
はい、海外に多いですね。
北米とヨーロッパ。ヨーロッパの中でも北欧に多い病気だとは言われています。
ただ日本も最近患者さんの伸び率っていう意味では、確かアメリカの次でナンバー2になっています。
日本ではおそらく今後も増えていくと思います。

Dr.大友
色々な原因があると思いますが、やっぱりなんとなくライフスタイルの西洋化が一つの起因になっていることは確かですね。

Dr.菰池
間違いないと思います。

Dr.大友
受験勉強かもしれないし、食事かもしれないってこと。それをこれから紐解いていくわけですね。

Dr.菰池
そうですね。

Dr.大友
症状についてお聞きします。
さっきは潰瘍性大腸炎では下痢で少しお腹が痛くて血が混じるというお話でした。
血が混じるというのが鑑別ポイントなんですよね。

Dr.菰池
そうですね。

Dr.大友
なんで血が混じるんですか。

Dr.菰池
この病気というのは潰瘍性大腸炎って言いますけども大腸に炎症が起きるんですね。
人間の大腸ってだいたい80cmあるんですね。その80cmの中でも直腸と言って、肛門の一つ手前から炎症が拡がっていくってことが典型的なんですね。

Dr.大友
一番最初お腹が痛い感じはするけど、最初は肛門のちょっと上くらい?

Dr.菰池
うん。

Dr.大友
そこから炎症がスタートするということ?

Dr.菰池
はい。直腸の奥がS状結腸というところで、徐々に左の下腹部が痛くなってくるのが特徴ですね

Dr.大友
左の下っ腹が痛くなってくる。

Dr.菰池
痛いか、もしくは張ると言うことですね。

Dr.大友
なるほど、なるほど。そういうことで気付かれていくわけですか。

Dr.菰池
炎症が起きるとその大腸の粘膜がベロッと剥がれてしまうので、うんちの刺激で腸の粘膜がさらに剥がれて、それで血液がついたうんちが出ると。

Dr.大友
まさに潰瘍ができて、その結果としてうんちがついた下痢状の便ができるということですね。要するに水分を吸収ができないということですね。

Dr.菰池
そうですね。

Dr.大友
大腸の機能もいまいち果されていないから。

Dr.菰池
炎症を起こしているので吸収ができないので下痢になると。そして炎症が起きているので血液が滲み出るということですね。

Dr.大友
勉強になりました。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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