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④ 下部尿路症状 EDの薬ザルティア、前立腺肥大やアンチエイジングに?

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【Dr.大友とDr.小池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友
渋谷セントラルクリニックエグゼクティブディレクター

渋谷セントラルクリニックにはアンチエイジングや若返りの治療でいらっしゃる方も少なからずいるので、流行っている薬について質問されることが多いのですが、その中でも最近問合せが多いのがザルティアです。
ザルティアはもともと前立腺の薬ですよね。

Dr.小池
JR東京総合病院泌尿器科部長
はい。もともとはED(勃起障害)の治療薬で今は前立腺のお薬です。一酸化窒素(NO)を増やすことが前立腺肥大にも有効ということで使われだしています。
一般的な保険診療で出すとなるとザルティアはいろいろな縛りがありまして、裏話になりますが…。

Dr.大友
その裏話は聞きたいですね。いま保険診療は厳しいですからね。

Dr.小池
そうなんです。
前立腺の大きさを測っているか、年齢が若すぎないかなど本当に処方してもよいかを聞かれる場合があります。

Dr.大友
泌尿器科の先生しか出さないような薬ですからね。人気がある薬ということですね。

Dr.小池
はい。
ザルティアは人気がありますし、血管拡張作用があるのでカラダにもいいです。
ザルティアを飲んでいる方で今までなかった朝勃ちが出た方が結構いらっしゃいます。
それがいい方向に働くか悪い方向に働くかはご本人様次第なんですけども、高齢者の方でこのお薬を飲んで急に今まで出なかった朝勃ちが出てきたということを良しとされる方もいますし…

Dr.大友
男性ホルモンが増えるという話もあります。

Dr.小池
はい。
そういったいろいろな付加価値がこの薬にはあると思います。

Dr.大友
少なくとも男性ホルモンは血中で測ると高くなったりしますか。

Dr.小池
我々も研究はしているところですが、老症候群にも効くのではないかと検討していますが結論にはまだ至っていない状況です。

Dr.大友
局所的なレセプターの感受性をあげているだけの可能性があるということですね。

Dr.小池
そうですね。

Dr.大友
男性ホルモンの受容体があるすべてのところに効くとは限らないのですね。

Dr.小池
その通りです。

Dr.大友
私も飲んだほうがいいですか。

Dr.小池
飲んでも害はないと思います。
ただ前立腺肥大の薬なので診断されない限りは処方はできません

Dr.大友
日中に5回以上おトイレに行っている気がして不安になってきました。

Dr.小池
ザルティアの大事なところとしては心筋梗塞とか狭心症の方に対しては慎重に投与しなければいけません

Dr.大友
勃起障害の薬は心臓に負担がかかりますからね。
もともと勃起障害の方が尿路症状が出やすい

Dr.小池
そうですね。
両方兼ねているということもありますね。

Dr.大友
太っていることやメタボが良くないと言われることにつながる

Dr.小池
それも共通なところです。

Dr.大友
下部尿路症状、 前立腺肥大的な頻繁におしっこに行きたくなってしまう、おしっこが出ないとか
トラブルになった時には、まずダイエット、食事、運動、睡眠

Dr.小池
あとは泌尿器科に来て頂いて適切な治療(エコー)をすることと、繰り返しになりますが、自分がどれだけお水を摂っているかを測ることです。

Dr.大友
相当多いのですね。
確かにこの収録中も自分が何cc飲んだかわからないですものね。

Dr.小池
はい。
一つの方法として例えばペットボトルや小さな水筒を1日に何回飲んだのか、その日は決めた量しか飲まないなどで調べて頂くのが良いかと思います。

Dr.大友
なるほど。
やはり男性にとっては朝勃やおしっこが漏れるとか出ない、出が悪いとかは気になりますよね。

Dr.小池
気になりますね。

Dr.大友
そのようなことがあったらダイエットをすることは重要ではあるけど、まずは泌尿器科の先生を受診することですね。

Dr.小池
はい。
恥ずかしがらずにいらしてください。エコーで前立腺の大きさを測ることは重要です。

Dr.大友
ありがとうございました。
下部尿路症状について小池先生にお伺いしました。

Dr.小池
ありがとうございました。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

小池祐介 JR東京総合病院泌尿器科部長
日本泌尿器科学会専門医指導医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本排尿機能学会認定医、がん治療認定医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医

趣味は90年代洋楽ロック鑑賞となかなか上手くならないゴルフ

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