LOX-index検査
脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測する検査です。
この検査の特徴
・動脈硬化が原因の疾患(脳梗塞・心筋梗塞)の発症リスクを測定する血液検査です。
・将来の動脈硬化リスクを知り、予防対策をすることが大切です。
・日本人が対象の研究データに裏付けられた検査です。
内容の説明
LOX-index(ロックス・インデックス)検査は、動脈硬化が原因となる疾患(脳梗塞・心筋梗塞)の発症リスクを評価する血液検査です。
動脈硬化は一般的に悪玉コレステロールが多いために起こるといわれています。しかし、実際には悪玉コレステロールがさびついた状態になると動脈硬化が始まります。この検査では、この動脈硬化の初期段階を反映することにより、これまでの血液検査や画像健診でとらえきれなかった血管の状態を知ることができます。動脈硬化に起因する疾患は発症までまったく症状が出ないため、これまでは予防や治療の遅れる原因となっていましたが、この検査により自覚症状のない状況でも血管が動脈硬化を生じてきているかどうかを測定することができるようになり、動脈硬化に対する予防対策や症状への早期対応が可能になりました。
動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳梗塞のリスクは高まります。一旦、心筋梗塞や脳梗塞を発症するとその死亡率は高く、日本人の死因の約3割を占めています。また、寝たきりになる原因のトップは脳梗塞で、その他脳血管疾患など動脈硬化が原因とされるものが約4割を占めています。動脈硬化のリスクを事前に知り、予防につなげていくことが、将来を健やか過ごしていくために重要なことと考えられます。
この検査は採血によりおこなわれます。
おすすめポイント
・将来の脳梗塞、心筋梗塞が心配な方にお勧めです。
・自覚症状がない状況でも、将来のリスクを知ることで予防対策をすることができます。
・採血のみの簡単な検査です。
大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター
日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)
免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。
またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。