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現代の竜宮城にてワインと料理に魅せられる

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ワインと料理 時代と身体を巡る思索

ワインを飲むという行為は、ただ味を確かめることではなく「時代そのもの」を口に含むことに等しいです。

同じ造り手であっても、気候変動という歴史を背負えば、その表情はまったく変わります。

今のワインには、温暖化時代の「自然の記憶」が刻まれています。
だからこそ、ワインを飲むことは未来を想うことであると言えます。

料理とワインが織りなす、一夜という芸術

一方で、料理を食べるという行為は、もっと直接的に、今を生きることそのもの。

食材、火入れ、香り、温度、食感。
そこには膨大な情報が詰め込まれています。

そして、この二つ「時代を内包するワイン」と「今を生きる料理」を繋ぎ合わせ、竜宮城で過ごす一夜を「芸術」へと昇華させるのは、毎日ワインと格闘し、それに料理を重ね続けるという人智を超えた努力をされている、杉本シェフの存在そのものだとピエールは考えます。

あまりにもワインと料理が完成されていたため、今回ばかりは、「医食同源」の考察をお休みいたします。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ  

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