究極の香港薬膳スープ

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香港文化に息づくスープ

長寿世界一の香港では薬食同源としてのスープ文化が生活に馴染んでいて、どんなレストランに行っても季節のスープがいくつもあります。

今回は
– 陸羽茶室の蛇スープ
– 名都酒楼の済ましスープ⇨具材は食べずスープのみ愉しむ

街場では、
手羽の薬膳スープ
– トリッパスープ

でお勉強させてもらいました。

香港のスープが健康に良いわけ

ピエールが考える香港のスープが健康に良い理由はフィトケミカルとグルタミンの二つにあると思います。
スープには様々な野菜やハーブが含まれ、これらの食材には抗酸化作用や抗炎症作用のあるフィトケミカルが豊富に含まれています。

また鶏肉や骨が煮込まれることによるグルタミンも大事。
グルタミンは、腸の免疫力を高めるために必要不可欠なアミノ酸
腸の内側を覆う細胞 (腸細胞) の主要なエネルギー源でもあり、腸の免疫を高めることで病原体に対する防御を助けたり、バランスの取れる免疫反応にしてくれるわけです。

生体反応においては人間にとって、最大のストレスは腸と言っても過言ではありません。
そんなに大きくない鼻粘膜が花粉症の時に引き起こす症状を考えれば、テニスコート並みの広さがあると言う小腸にありとあらゆる食材が通過していることによるストレスといったら計り知れないわけです。

つまり香港の人は、常日頃からスープを飲むことで、腸の健康を守っているといえますね。

ちなみにピエールの個人的な好みは、香港の人に教えていただいた蛇のスープとサンテミリオンのワインのマリアージュでした。

陸羽茶室
24-26 Stanley St, Central, 香港

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ  

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