筍とシャンパーニュの取り合わせが歓喜を呼ぶわけは?
筍のアミノ酸はアンチエイジングの味方
筍に含まれるチロシンは酸化さえしなければ、アンチエイジングに役立つすごいアミノ酸なのはご存知ですか?
・集中力を高めてくれる⇨ドーパミンなどのアドレナリンの原料となり、交感神経を高める
・代謝を高める⇨甲状腺ホルモンの原料になる
・髪の毛が黒くなる⇨メラニンの素になる
こうしたチロシンの働きもあり、筍とシャンパーニュの取り合わせはいつもの倍くらい楽しくご飯を食べることができるようになるわけです。
筍の美味しい食べ方
今年ピエールが筍と食べるのに気に入ったシャンパーニュは二つあり一つは自宅でフレッシュな筍をステーキにする際に合わせてみたコサンス。
ジャックセロスの息子さんにもピノノワールを提供している新進気鋭の生産者。
実はこの筍は長岡京からのプレゼント。
“お店がオープンされると拝見したのでニョキニョキッと竹の勢いでご繁栄されますように!”というメッセージには泣けてきました。
【お店「FAM」は5/21正式オープンです】
フレッシュのまま焼き上げて国産のオリーブオイルと合わせてみたり、ナンプラーを薄めたお出汁に軽くつけてから焼いてみたりしましたが、ひねりのない素直なシャンパーニュに寄り添うのが印象的でした。
もう一つは日本料理くろぎで体験した炭火で真っ黒にした筍を剥いて食べたもの。
筍のホクホクさとエグリウーリエの相性は特筆すべきマリアージュ。
ちなみに筍に含まれるアスパラギン酸は肝臓保護作用もあるので、よほど飲みすぎなければ二日酔いにも無縁なはずですよ。
くろぎ
東京都港区芝公園1丁目7−10
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ